礒部花凜&船戸ゆり絵&小泉萌香、MIX JUICE from アミュボchが生産者に届けた愛 初ファンミレポ

 後半はライブパート。1曲目は3人それぞれの特徴を歌詞に込めたMIX JUICEの紹介ソング「ぐるぐるミックスジュース」。歌唱前に礒部が「私のパートは2人がカバーしながら歌ってくれるので、みんなも一緒に歌ってもらってもいいですか?」と話していた通り、礒部の歌唱パートは船戸と小泉が分担したほか、生産者からも大きな歌声が。3人は歌詞にあわせた振付もしながらキュートに歌い、コールパートでは生産者からの盛大なコールが上がるなど、1曲目から大盛り上がりとなった。

 もちろん1stミニアルバム『MIX JUICE』に収録されているソロ曲も披露。一番手を担った礒部は、歌唱前に「お見苦しい状態で歌うんじゃなくて、(ソロ曲の披露を)なくすとか歌入りで曲を流すとかすごく悩んだんですけど、やっぱり大切な曲なので……プロとして申し訳ない気持ちはとってもあるんですけど、少しでも自分の声でみんなに届けられたらいいなと思って歌うことを選びました」と、万全の状態でなくても歌うことにした気持ちを説明。そして自身のソロ曲「巡る日々を追いかけて」を歌い始める。歌い出しの〈笑い合って泣き合って過ごす日々 一つ一つ大事な思い出にしていこう〉という歌詞に大きな説得力を持たせながらも、喉の不調など感じさせない力強い歌声を聴かせた。

 次の船戸のソロ曲は“僕らの歌”「Voyager!!」。船戸の担当カラー・ピンク色に染まった客席から「いち!!」「に!!」「さん!!」「し!!」などのコールがたくさん飛び、ハッピーなムードが一気に場内を満たした。ラストの小泉はソロ曲「One day song」について「今まであんまり歌ってこなかったジャンルの曲だったので、どうやって歌ったらいいんだろうと悩んだこともあった」と吐露しつつ、「音楽に身を任せて、ゆったりと聴いていただければ」とシティポップ調の同曲をしっとりと歌い上げた。歌い終えると「まだ歌ってない曲あると思うんですけど……歌ってほしいですか?」とニヤリ。もちろんとばかりに生産者が大歓声を上げると、2人を呼び込み「Rain or Shine」をパフォーマンス。3人の絶妙なハーモニーが響き渡り、さわやかにライブパートの幕を下ろした。

 その後、客席内で生産者へ収穫したフルーツに見立てたカラーボールを渡す“大収穫祭”、グッズ販売の抽選特典である名刺お渡し会と、生産者との交流の時間を楽しんだ3人。そしてもう一度「ぐるぐるミックスジュース」を歌唱することに。先ほどは次女と三女に託した礒部のソロパートを、今度は礒部が自身で歌ってみせる場面もあり、改めて個性豊かな3人の歌声とキャラクターをじっくりと堪能できた。

 歌い終えると礒部が「トークで声が出せなかったり、みんなに心配とご迷惑をお掛けしちゃったんですけれども、温存したおかげで無事にソロ曲もみんなにお届けできたし、あの……声出なくても楽しいよ!」と破顔。「これからもいい生産者さんでいてください」と集まった観客にメッセージを送る。船戸は「たくさん“光合成”ができて、みんなにいっぱいソーラービームが届いていればいいなって思います。次のイベントは決まってないけど……MIX JUICEに会いたくないですか? 私もみんなに会いたいので、これからもたくさん私たちのお世話をよろしくお願いします!」と挨拶。小泉も「初めてのことも多かったりしたのでドキドキしたこともありましたけども、無事成功したんじゃなかろうかと思います。いかがでしたでしょうか?」と呼びかけたあと「今日は本当に楽しかったです。またどこかでお会いしましょう!」と生産者へ言葉を贈った。

 そして3人はステージの両端までゆっくり進みながら隅々までの生産者の顔を見たあと、最後の挨拶をすることに。すると3人はモニタを見ながらコソコソと会議。そして「本日は誠に……ソーラービーム!」と、MIX JUICEらしいワードチョイスで感謝を伝え、イベントを締めくくった。3人は生産者との交流を“光合成”と表現していたが、終始、温かな雰囲気に包まれていたこの日は、まさにエネルギーの交換の時間となっていたことだろう。この先、さらに大きく実っていくMIX JUICEを楽しみにしていたい。

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