豪華出演者が音楽で闘った5回目の『山フェス』 「いつか関西でも」山下健二郎にインタビューも
『三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE presents山フェス2024 ~SOUND COLOSSEUM~』(以下、『山フェス』)が、2024年2月12日に横浜アリーナにて開催された。
『山フェス』は、三代目 J SOUL BROTHERS(以下、三代目JSB)の山下健二郎がパーソナリティを務めるラジオ番組『三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZERO BASE』発のイベント。2019年にスタートし、今回が通算5回目の開催となった。
今回は第1回目の開催地である横浜アリーナへの帰還ということで、オープニングムービーには気合の入った様子の山下の姿が映し出される。映像が終わると、センターステージに覆面マスクをかぶった“4人の山下健二郎”が登場。「R.Y.U.S.E.I.」のランニングマンを踊れるか、キャラソックスを履いていないか(山下はキャラソックスが嫌いとのこと)などのチェックで、本物の山下を見つけ出すユニークな演出でイベントは幕を明けた。
山下に続いて、ラジオでパートナーを務める岩谷翔吾(THE RAMPAGE)、澤本夏輝(FANTASTICS)、松井利樹(BALLISTIK BOYZ)もステージに登場。本公演は例年同様、山下がオーガナイザーとしてキャスティングから企画まで行ったという。豪華な出演者の中で「誰が楽しみか」という話題になり、岩谷がPUFFY、澤本がRIP SLYMEと答える中、松井が所属グループであるBALLISTIK BOYZを挙げて全員からツッコまれるなど、和やかなオープニングトークとなった。
トップバッターは『山フェス』常連のDJ DARUMA。彼のステージには、山下にそっくりな外国人タレント・K.G.LOWが登場するのがお馴染みだが、今年は来られないという。残念がる観客に向けて、「俺も皆さんと同じMATE(三代目JSBのファンの呼称)だから」と話したDJ DARUMAは、「O.R.I.O.N.」「R.Y.U.S.E.I.」「Rat-tat-tat」といった三代目JSBの楽曲を立て続けにプレイし、会場の熱を一気に高めた。
続いてのステージはPSYCHIC FEVER。「Up and Down」「HABANERO」で力強いダンスパフォーマンスを見せると、1月にリリースされたEP『99.9 Psychic Radio』のリード曲「Just Like Dat」も披露。後半は渡邉廉のビートボックスで会場を沸かせ、「FIRE」で次のBALLISTIK BOYZにバトンを繋いだ。
黒を基調としたスタイリッシュな衣装で登場したBALLISTIK BOYZは、「Ding Ding Dong」や「We Never Die」を披露。初めての観客に向けて1人ずつ自己紹介を行うが、最初に日髙竜太が「最年長の日髙です!」と言ったのをきっかけに全員が「上から〇番目の……」「下から〇番目の……」と述べることになり、客席からは笑いが起きていた。そんな観客とコミュニケーションを取るように、「SUMMER HYPE」では花道を歩いて手を振ったり、クラップを煽ったりと、会場を一つにしていく。
ここで、2組に山下を交えたスペシャルステージへ。まずはPSYCHIC FEVERに山下がパフォーマーとして参加し、三代目JSBの「Go my way」を届けた。入れ替わりで登場したBALLISTIK BOYZは「FIGHTERS」を披露するが、途中で山下がボーカルを奪い、客席からは大歓声が沸き起こる。ステージ後は2組がバドミントンにハマっていることから、半田龍臣と奥田力也によるバドミントン対決も(結果は奥田の勝利)。貴重なコラボとミニゲーム企画で、『山フェス』らしい賑やかな一幕となった。
次のステージはRIP SLYME。RYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYA、サポートのWISE(TERIYAKI BOYZ®)が登場し、「楽園ベイベー」でライブをスタートさせた。「僕たちが出てきたことで平均年齢が上がっているんですけど(笑)、ここからもっとアゲていきましょう!」と呼びかけると、2曲目の「サヨナラSunset」からはおかもとえみ(フレンズ)も加わって熱気を高めていく。観客のタオルが回された「JOINT」では、途中から山下も参加してのコラボパフォーマンスが実現した。