稲垣吾郎、最新取扱説明書 ギャップの提供、やらされてる感……YouTuberコラボで見せた新たな姿勢
稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾によるレギュラー番組『ななにー 地下ABEMA』(ABEMA※以下、『ななにー』)では1月21日・28日と2週連続で「YouTubeジャック!大バズりSP」をオンエア。3人がコラボした人気YouTuberたちとの舞台裏が届けられた。
1月14日、突如として多くのYouTube動画に登場した3人。大食いから都市伝説、スポーツにドッキリにコントにショート動画……と、多種多様なジャンルの動画に出演したことにより、SNSは驚きの声で溢れる賑わいを見せた。
なかでも、自身のチャンネルを精力的に更新している草彅、香取に比べて、あまりYouTubeで顔を出すことのない稲垣の存在は、よりレアに感じられたのではないだろうか。そんな新鮮なコラボ動画から、2024年バージョンの稲垣吾郎が見えてきた。
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ほどよい“やらされてる感”がロケ企画を楽しむコツ
近年の稲垣はイラチ(せっかちで、すぐにイライラしてしまう)な性分を隠すことなく、それを笑いに変えていくところがあった。特に番組スタッフに向けて、段取りの悪さをズバッと指摘したり、バラエティ的な押しつけに毅然と「NO」と言う姿は、長年ミステリアスな魅力を放ってきた稲垣にとって新たな人間らしさとして親しまれてきたところ。そんな稲垣の持つ人間味の新たな一面が、2024年になってまた掘り起こされた印象だ。
まずは、最初にコラボ動画を撮影したという「そらベジ ガーデンハック」とのショート動画から。植物好きであるという共通点を持つそらベジとは、「髪型も一緒」「シダ植物に似てて」とすぐに会話が弾み、「同じタイプ。こっち側の人間」とすっかり心を許した様子。そんなふたりが撮影したのは、白菜の芯から再び白菜を育てていくというハック動画だ。
緊張しながらも、稲垣に対して要望を伝えていくそらベジ。「カメラに向かってアピールするのは向いていない」と言いながらも、適度に稲垣に“やってもらっている感”を出しながら撮影を進めていくそらベジの手際のよさに、少しずつノリノリになっていく。すると稲垣は「僕を乗せるのうまいね」と感心し、ついには「毎回ロケに来てもらってもいい?」なんて言葉が口をついて出るほど。
かつて、香取ら他のSMAPメンバーに比べてロケ企画がなかなか組まれなかったという稲垣。「かの/カノックスター」とのコラボ動画では、「(無茶振りをされると)本当に怒っちゃうから」と言っていたが、どうやら“乗せ方”が大事なようだ。今回のそらベジのように、ゲストによってほどよく“やらされてる感”があることで、むしろ「仕方ないな」という形で一肌脱いでくれる。そのポイントを突くことで、稲垣のロケ企画が今後増えていきそうだ。