福山雅治、35周年を超えてもなお証明し続ける唯一無二の存在感 ドーム公演や東野圭吾作品との創作から紐解く魅力

 1990年にシンガーソングライターとしてデビューした福山雅治。以来、シンガーソングライターとして、そして俳優やラジオパーソナリティとしても日本の第一線で活躍し、多くのファンを魅了し続けている唯一無二の存在だ。

デビュー35周年を超えてもなお、大規模公演で魅了し続ける福山雅治

 昨年音楽デビュー35年を迎えた福山は、同年8月に7年ぶりとなるドームライブ『NISSAY PRESENTS FUKUYAMA MASAHARU 35TH ANNIVERSARY DOME LIVE 2025 // SOUL』を開催。自身の新旧のキャリアを総ざらいするようなセットリストで35周年の祝祭空間をファンとともに作り出した。

 今年1月からはアリーナツアー『NISSAY PRESENTS WE’RE BROS. TOUR 2026 龍、雷乃発声』を開催。全国13カ所28公演、半年の期間をかけてまわるロングツアーを無事に完走した。恵みの雨を降らし、五穀豊穣をもたらす神として多くの人々に信仰されてきた存在である“龍”と、季節の移り変わりを細やかに感じ取るために1年を72の季節に分けた暦、七十二候のひとつである“雷乃発声”。このふたつの単語を組み合わせたツアータイトル『龍、雷乃発声』は、五穀豊穣を願い、季節の変化を繊細に感じ取り命を繋いできた我々の祖先をも重ね合わせたようなフレーズだ。みかんなどの農家であった祖母の生き方にアーティストを学んだ福山にとって、このツアーは季節の移ろいの中で命を繋いでいくようなツアーとなったのではないだろうか。

全国ツアー『WE'RE BROS. TOUR 2026 龍、雷乃発声』30秒 SPOT

 アリーナツアーに続き、8月には『NISSAY PRESENTS WE’RE BROS. TOUR 2026 DOME LIVE 龍、涼風至』を東京ドーム、京セラドーム大阪で開催。こちらも七十二候から着想を得たライブタイトルが印象的だ。昨年に続くドームライブとなるだけに、全国各地を巡って進化を遂げたであろうパフォーマンスにも期待が高まる。9月には13枚目のオリジナルアルバム『超新星』のリリースも決定。デビュー35周年を超え、より一層精力的に活躍し続ける福山の表現者としての凄みに、ただただ圧倒されるばかりだ。

 昨年の音楽デビュー35周年イヤーには映画『ブラック・ショーマン』と『映画ラストマン -FIRST LOVE-』の2作品で主演。先日逝去した小説家・東野圭吾の小説を原作とした『ブラック・ショーマン』では、主人公の神尾武史を演じただけでなく、テーマソングとして「幻界」を書き下ろした。躍動するギターサウンドと絢爛なホーンセクション、そしてスピード感のあるビートが印象的なインストゥルメンタルソングである。

福山雅治 - 幻界(映画『ブラック・ショーマン』Inspire Movie)

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる