SHINee、日本初冠番組を機にバラエティでの魅力を考察 トークの掛け合いが生む面白さ

 1月27日、SHINeeの冠番組『SHINeeのハコ』第1回がテレビ朝日で放送された。同番組は、SHINeeにとって日本で初めての冠番組。スタジオに集まったファンを前にパフォーマンスを行うだけでなく、KEY(キー)、MINHO(ミンホ)、TAEMIN(テミン)の3人が様々なゲームに挑戦したり、堪能な日本語でトークを繰り広げたりと、バラエティの要素もふんだんに盛り込まれた内容となっている。

 振り返れば、SHINeeは2011年に日本デビューを果たして以来、ローカルから全国放送まで、日本の様々なテレビ番組に出演してきた。特にバラエティ番組や音楽番組等のバラエティコーナーでは、各メンバーの個性が光るのはもちろん、場の空気を把握して柔軟に対応するトーク力、チームとして集まった際の“掛け合い”のおもしろさも目を見張るものがあったように思う。

 そうしたバラエティ番組の中で垣間見える彼らの魅力は、日本でデビューした当時からあまり変わっていない印象を受ける。例えば、もう10年以上も前だが、2011年10月にメンバー全員で出演した音楽バラエティ番組『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)では、KEYやONEW(オンユ)、MINHOらが中心となってトークを展開。当時日本で人気を集めていた「あやまんJAPAN」がサッカー日本代表などとともに“日本を代表するグループ(3大JAPAN)”として紹介されると、その芸風を見て、「怖いですね!!」「何で3大JAPANですか」と、まだ20歳前後だった彼ららしいツッコミを入れてスタジオを沸かせていた。

 また、2017年2月、朝の情報番組『アサデス。』(KBC九州朝日放送)にグループで出演した際は、5人のメンバーが、福岡ソフトバンクホークスの球団マスコット「ハリーホーク」のイラストを描くというお題に挑戦。それぞれが非常に個性的なイラストを描き、特にTAEMINとJONGHYUN(ジョンヒョン)は本物のハリーホークと似ても似つかない謎の生き物のイラストを生み出して、ファンの間で話題を呼んだ。その後、本物とはあまりにかけ離れたイラストを描いた2人に罰ゲームが行われ、目隠しをしてカエルのおもちゃを触ったTAEMINが「ちょっと…人生が短くなった…」と日本語で名言を残すなど、ファン以外の視聴者も彼らの行動や反応、言葉の端々に純粋におもしろさを感じる名場面がいくつも生まれていた。

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