手越祐也、ソロ活動で大切にしてきた“絆” 音楽仲間とのコラボ実現したミニアルバムに込めた想い

手越祐也、ソロ活動で大切にしてきた“絆”

 1月24日に2ndミニアルバム『絆 -KIZUNA-』をリリースした手越祐也。今作では田邊駿一(BLUE ENCOUNT)、金井政人(BIGMAMA)、眉村ちあき、山田海斗・竹中雄大(Novelbright)、マイキ、井上竜馬(SHE’S)という6組のアーティストが楽曲を提供し、コラボレーションが実現した。2023年の活動を振り返ってもらった前編に続き、後編ではアルバム制作の経緯や、新作を携えて2月1日からスタートするライブツアー『手越祐也 LIVE TOUR 2024 絆 -KIZUNA-』について意気込みを聞いた。(柚月裕実)

【オリジナル動画】手越祐也、最近新しく始めたことは?

手越祐也が新しく始めたこと

ソロ活動当初に感じた暗闇から明るい道へ歩き出すまで

ーー1月24日に2ndミニアルバム『絆 -KIZUNA-』がリリースされました。今作はどんなコンセプトで制作をしたのですか?

手越祐也(以下、手越):去年の段階で2月からのツアーが決まっていました。いつもツアーの前には作品をリリースして、そのタイトルがツアータイトルにもなることが多いんですけど。1月にアルバムをリリースするならそろそろ制作を始めなきゃねっていう時期に、ちょうど(スペースシャワーTVで放送中のレギュラー番組)『スぺプラ手越』の対バンツアー(『2ペプラ手越』)をやっていて。番組で一緒になって、対バンでもステージを共にしたアーティストの方がいる。何か意味のあるアルバムにしたいよね、だったらいま一緒にやっているアーティストの方に頼んでみようかっていうのが始まりでした。

ーー参加アーティストはどのように決まったのですか?

手越:今回アルバム制作に携わってくれた6組のアーティスト以外にも、たくさんの方に番組に出演いただいて、コラボをさせてもらっているのですが、一年中ツアーをやったり、ステージに立ちつづけている人たちだからみなさんやっぱり忙しくて。そんな事情もあって、僕から直接話したり、事務所やレーベルを通じて話してもらったりして、今回のラインナップに決まったんです。最初にアルバム全体の楽曲のバランスとスケジュール感も含めて制作してもらえるかを確認したら、みなさん「もちろんやりますよ!」って言ってくださったんです。完全に委ねてしまうと、曲の世界観やジャンルが偏ってしまう可能性があったので、何となく「こんな感じの曲だと嬉しいです」っていうイメージだけお伝えして、あとはそれぞれの個性にお任せしました。

手越祐也 / 1.24(水)発売 2nd Mini Album「絆 -KIZUNA-」全曲試聴ティザー

ーータイトルを『絆』にしたのにはどんな理由が?

手越:アルバムタイトルって作品がある程度完成してからじゃないと見えてこないので、レコーディングが全て終わってから、マスタリングまでは完成していない段階で、スタッフとそれぞれイメージを持ち寄って、ディスカッションするんです。もちろん最終的には自分が決めるんですけど。「俺って今のソロの活動で何を大事にしてるのかな?」って考えたときに、ソロになった僕にもついてきてくれるファンだったり、こんなことをやりたいっていう希望を実現してくれるスタッフだったり、今回の制作陣みたいに“音楽”で繋がった仲間だなと思って。その仲間との間に何があるんだろう、と考えて『絆』にしようとなりました。

ーーなるほど。それを踏まえて楽曲を聴くとまた色が出てくるといいますか、より愛おしくなりますね。今回はTYPE-AとBの2タイプでリリースされますが、特にTYPE-Aのジャケットが印象的でした。どんな思いを込めたのでしょうか。

手越:ジャケ写とか、歌詞カードの中面の写真も含めていろんなシチュエーションで丸一日かけて撮ったんです。ちょっと話が逸れますが、僕は以前の事務所を辞めてソロになったとき、好きな音楽仲間たちと一緒に音楽ができると思っていたんです。でも「ごめん、手越くんのことは大好きなんだけど仕事はできない」って、誰もいなくなったというか、暗闇になったというか……そんな状況でも腐らずに必死にもがいて、ちょっとずつ仲間を集めていって。それが今となっては一緒にやってくれるアーティストだったり、スタッフだったり、バンドメンバーだったり、ダンサーズ含め、本当にたくさんの仲間ができた。Aのジャケ写は真っ暗闇の中に線が1本シューっと通って、その真ん中に自分がいる。今話したような経験もあって、これから明るい道に向かって歩き出していく決意や、この表情がアルバム『絆』のジャケ写にぴったりじゃないかなってイメージが湧いて。たくさん撮影した中からこれに決めました。フォントについては「絆」は結ばれるみたいなイメージがあるので、繋ぐものをイメージしました。

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