HIMEHINA「愛包ダンスホール」 バイラルチャートイン MMDによるダンス動画が話題に

Viral Chart Focus

 Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの1月10日付のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:Christell「Dubidubidu (Chipi Chipi Chapa Chapa)」
2位:kiwano「コンパクトミラー」 
3位:北山宏光「JOKER」
4位:J.Tajor「Like I Do」 
5位:YOARI「TRUE」
6位:HIMEHINA「愛包ダンスホール」 
7位:北山宏光「乱心-RANSHIN-」
8位:Umaher, Mafeepuolyz「2022」 
9位:松平健, ももいろクローバーZ, TeddyLoid「マツケンサンバⅡ×行くぜっ!怪盗少女 -TeddyLoid ULTRA MASHUP ver.-」 
10位:比叡山延暦寺梵鐘「除夜の鐘」

 比叡山延暦寺梵鐘「除夜の鐘」のような年始らしいチャートインから新年の始まりを感じるなか、3位と7位に同時ランクインしたのが北山宏光の楽曲だ。この「JOKER」と「乱心-RANSHIN-」は、北山が昨年のTOBE合流後にソロとして配信リリースしたデジタルシングルである。この2曲は1月31日にダブルA面シングルとしてCDリリースも予定されているだけあって、その注目度の高さがSpotifyバイラルチャートにも反映されているようだ。

 このようなSpotifyバイラルチャートの性格を象徴するのが、Christell「Dubidubidu (Chipi Chipi Chapa Chapa)」の首位獲得である。この曲は南米・チリの子役歌手 Christellが2003年に発表した楽曲。チリで約20年前にリリースされた楽曲が、今頃になってなぜ注目を浴びているのだろうか。その答えは、TikTokやYouTubeショートにある。この楽曲にあわせて猫がダンスしているように見える動画がTikTokやYouTubeショートでバズっているのだ。すでにこの楽曲はネットミーム化しており、元ネタから転じてさまざまな動画に引用されていることで、Spotifyバイラルチャートで首位を獲得するまで認知度を高めていったようである

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