SixTONES、『THE VIBES』元旦スポットCMのメッセージを読み解く 変わらぬ6人の笑顔と寄り添う言葉
2023年も楽曲を通し、グループとしての可能性を見せつけたSixTONES。
そんな彼らの2023年を象徴するナンバーといえば、YouTubeにてMVの再生回数が1億回を突破し、ファンのみならず幅広い世代から支持されている「こっから」だろう。
森本慎太郎が、King & Princeの髙橋海人とダブル主演を務め、話題を呼んだドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)の主題歌としても知られる「こっから」は、内なる情熱を表現したかのようなメンバー6人による怒涛のマイクリレーが特徴的な1曲。まさに1月10日に発売されるニューアルバム『THE VIBES』収録曲にふさわしく、テンションを1段階アゲてくれるような楽曲だ。
そんな「こっから」に乗せた『THE VIBES』の60秒スポットCMが1月1日に放送され、1月3日にはSixTONES公式Xに公開された。内容は2023年に行なわれたコンサートツアー『慣声の法則』でのパフォーマンス及び、舞台裏の映像、「こっから」や「CREAK」、アルバム収録予定のユニット曲などのMV撮影時のオフショット、そしてYouTubeで配信された「PLAYLIST」企画の裏側を映したものなど、SixTONESのオンとオフの顔が楽しめる内容だ。
これを見ていると、改めてSixTONESの仲の良さを感じる。なによりもメンバー6人でいる時の笑顔の多さ。舞台裏、撮影の裏でもこんなに楽しそうな顔をしているのかと思うと、本当にこの6人がSixTONESでいてくれてよかったと再確認させてくれる。
その中でも、彼らの変わらなさが反映されているのがラストカット、田中樹がカメラを持ち6人で自撮りしている写真だ。メジャーデビュー前から、SixTONESの自撮りといえば田中がカメラを持ち、5人がぎゅっと集まって1つの画角に入り込むような構図が多い。単なる偶然とは思えない、出会って10年以上、6人にとっての“普通”として変わることなく自分たちを写真に収める姿は往年のファンの心を熱くさせたことだろう。
さらに6人の姿の合間には「楽しもうぜ」「バイブス 上げていこうぜ」「2024年も こっから、始まんだ」などの文字も。ここで注目したいのは「楽しむぞ!」「バイブス 上げていくぞ!」と自分たちの所信を表明するのではなく、あくまでも「オレたちと一緒に」というところだ。SixTONESにとって、楽しむことにも進んでいくことにもファンは不可欠であるというメッセージを感じる、ワードチョイス。もっと言うと、ファンに日々の生活において「楽しもうぜ」「バイブス 上げていこうぜ」とSixTONESが発破をかけているようにも捉えられる。今年は、年末年始にSixTONESと時間を共有することができない分、年始早々に彼らのメッセージをこのような形で受け取ることができたのは非常に嬉しく、“こっから”また彼らについていこうと思わせてくれる。