「愛は勝つ」KAN死去 きゃりーぱみゅぱみゅ、スガ シカオ、山田邦子、aikoらがコメント
「愛は勝つ」の大ヒットで知られるシンガーソングライターのKANが死去した。葬儀はすでに親族とごく近しい人たちで済ませている。死因は明らかにされていないが、今年3月に公式HPにて、日本では数十例ほどしか症例がないメッケル憩室がんを公表し、闘病していた。
自身のXは11月7日まで更新され、「The Beatles【NOW AND THEN】(Official Music Video)やっと観た!」と感想を述べたのが最後の投稿となった。
KANは1987年4月に『テレビの中に』でデビュー。1990年7月に発売された5thアルバム『野球選手が夢だった。』の収録曲「愛は勝つ」を、同年9月1日に6枚目シングルとしてリリース。山田邦子の冠番組『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』(フジテレビ系)の挿入歌に用いられ大ヒットした。シングルは200万枚を超えるセールスとなり、オリコンチャートイン52週のロングヒットを記録。1991年には第33回日本レコード大賞(ポップス・ロック部門大賞)を受賞。『第42回NHK紅白歌合戦』にも初出場を果たした。
同楽曲は長年愛され、数多くのアーティストがカバー。2011年の東日本大震災後には、所属事務所であるアップフロントグループが復興支援プロジェクトを立ち上げ「愛は勝つ」をタレント131人で歌った。また、2020年にも新型コロナウイルス対策、対応で最前線で働く人への感謝を込めて所属アーティストがリモートで歌唱した。
訃報を受け、数多くのアーティストからSNSを通じ哀悼のコメントを投稿している。
KANが同じデザインのサインを使っていたことでも知られているきゃりーぱみゅぱみゅは「毎回必ずワンマンライブに足を運んでくれていました。サインもお揃いでしたね。KANさん、また会いたいなあ寂しいなぁ…これからも私はワクワクするエンターテイメントを思いっきりぶっ放していきます!KANさんの所まで届けます!!!ご冥福をお祈り致します。」とポスト。
スガ シカオは「KANさんが亡くなられました 最後にお会いしたのは、スーパーの駐車場だったか…またご一緒できると思っていたのに、言葉がありません 本当にありがとうございました」とコメント。
番組で共演した坂本美雨は「KANさん、ほんとうに悲しいです。ラジオでいつもKANさんワールドに触れるのがとても楽しかった。寂しいです。」とポストした。
KANと同じアップフロントグループに所属する元Berryz工房、Buono!の夏焼雅は、「事務所の大先輩であるKANさん…突然のことで今とても驚いています。お会いした時にはいつも素敵な笑顔で「おはよう!」と声をかけてくださりました。それがとても嬉しかったです。コロナ禍の時KANさんの代表曲でもある『愛は勝つ』をみんなで歌わせて頂いたことも素敵な思い出です。」「多くの方々がこの曲に助けられ、救われたことと思います。いつもたくさんの人達を笑顔にし、後輩達にも優しく接して下さったKANさん。もうお会いできないと思うと とても寂しいです。心よりご冥福をお祈りいたします。と哀悼のコメントを寄せた。
さらに、山田邦子がブログ(※1)にて「ええっ!! 嘘でしょ? KANちゃんが? ごめんなさい、何も知らなかった。 ショック!!」、aikoは「KANちゃんは「俺ってファンのみんなにとってバッキバキのアイドルじゃん?」と最後までファンのみなさんの事を考えていました。私はKANちゃんはまたフランスに行ったんやと思っています。永遠のアイドルのKANちゃん、たまに遊びに来てね。これからも大好きなKANちゃんの後頭部を追って歌い続けます。」とポストしているほか、つんく♂、光永亮太、中西圭三、ゴスペラーズの北山陽一と酒井雄二、前田有紀、岡田ロビン翔子、漫画家の江口寿史などが哀悼のコメントを寄せている。
※1:https://ameblo.jp/yamadakuniko/entry-12828993710.html
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