「愛は勝つ」は時代とともに意味が加わり歌い継がれていく アップフロントによるテレワーク合唱から感じたこと

「愛は勝つ」は時代とともに意味が加わり歌い継がれていく アップフロントによるテレワーク合唱から感じたこと

 アップフロントグループ(以下、アップフロント)所属アーティストがリモートで合唱した動画がYouTubeに投稿され話題になっている。KAN「愛は勝つ」、Juice=Juice「泣いていいよ」、ZARD「負けないで」の3曲のカバーが歌われている。この動画は新型コロナの対策や対応のため最前線で働く方々へ感謝のメッセージを伝えることを目的に制作された。冒頭約3分間ではアップフロントの所属アーティストが、様々な職種の方々に向けて感謝の言葉を告げている。これまでに医療従事者への感謝をアーティストが伝える企画はいくつかあった。しかしアップフロントの場合は医療従事者以外へもメッセージを送っている。例えばガソリンスタンドや金融機関など、世間が見落としがちな最前線で働く方にも向けてられている。

 動画の再生数は80万回再生を超え、3000件以上のコメントが書き込まれている(5月8日時点)。動画でメッセージを送られていた様々な職業の方からの「励まされた」「明日からまた頑張れる」などのコメントが書き込まれていた。音楽によって多くの人に力を与えていることがわかる。

アップフロントグループ テレワーク合唱「愛は勝つ」「泣いていいよ」「負けないで」

 アップフロントはモーニング娘。’20をはじめとするハロー!プロジェクトのようなアイドルグループが多いイメージだが、世代も活動内容も様々な多くのアーティストやタレントが多く所属している。今回参加した所属タレントは121人。堀内孝雄、森高千里のようなベテランもいる。そのようなメンバーが一つになり一緒に歌うからこそ、メッセージが多くの人に届いたのではと思う。

 特に1曲目に歌われた「愛は勝つ」は多くの人に力を与えている楽曲だ。この曲は2011年に東日本大震災の復興支援を目的としたチャリティソングとしても使用された。当時もアップフロントの所属アーティストが集まり演奏と合唱を行ったのだ。その音源は配信リリースされ、収益金は日本赤十字社を通じて義援金として寄付された。

 YouTubeに投稿されている2011年のレコーディング風景を映した動画には、新型コロナが日本で拡がり始めた3月頃からコメントが増え始めている。「頑張ろう」「新型コロナに勝てる」などの新型コロナに対して言及するコメントが多い。元々は震災で被害を受けた人に向けたチャリティ動画だが、新型コロナで影響を受けた人たちにも力を与える動画になっているようだ。

がんばろうニッポン 愛は勝つ シンガーズ 『愛は勝つ』

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