EIKO＝上白石萌歌＆向井理が『パリピ孔明』撮影秘話明かす　DJ KOOと菅原小春は「本編より“パリピ”」

　11月12日、タワーレコード渋谷店にてEIKO（上白石萌歌）が1日店長に就任し、初のリアルイベントを開催した。

　ドラマ『パリピ孔明』（フジテレビ系）にて上白石萌歌が演じているアマチュアシンガー・EIKO。この日はEIKOとしての初のアルバム『Dreamer』のリリースを記念したリアルライブが開催されたほか、同ドラマで諸葛孔明役を演じる向井理も登壇し、トークショーも行われた。

　登場するなり早速「DREAMER」を歌唱したEIKOは、「みなさんこんばんは、EIKOです！　本当は上白石萌歌です。今日は『Dreamer』のリリースイベントということでたくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございます。この曲（「DREAMER」）はドラマの中では何度も歌っているんですけど、みなさんの前で歌うのは初めてなので新鮮ですね。『パリピ孔明』の世界と現実との境界線が曖昧になっていて不思議な気持ちです」と挨拶。

　早速スペシャルゲストとして諸葛孔明役の向井理を呼び込むと、客席からは「孔明ー！」と歓声が。和気あいあいとした雰囲気のまま、トークイベントは『パリピ孔明』の反響についての話題からスタートした。向井は「結構反響ありますよ。『今日は普通ですね』ってよく言われる（笑）。いろんな業界の人とか、普段連絡を取り合わない監督からメールが来たりします」と話すと、「今も歌っているのを聴いてたけど、本当に生に聴こえないんだよね、ピッチが合いすぎて。プロデューサーも、編集の時点でピッチが合ってるからほとんど変えてないって言ってた」とEIKOの歌についても言及。豪華制作陣とともに制作した楽曲が揃う『Dreamer』の収録曲の中で難しかった曲を問われたEIKOは、「全部です。でも特に（女王蜂の）アヴちゃんさんが手がけてくださった『I'm still alive today』かな。やっぱりアヴちゃんさんはレンジがすごく広いので、あれを初めて聴いたときに“終わった”って思いました（笑）。聴いたときの感動で終わりたかったけど、私はそれを歌わないといけなかったので。難しかったです」と話した。

　ドラマで思い出に残っているシーンの話題になると、「私は孔明との歩道橋のシーンが好きで。あれは4分くらいの長回しをしているんですよね。地上波のドラマで1シーン1カットってなかなかないことなので、そこまでこだわっているんだと思いました」とEIKO。向井は「床を掃いているやつも1カットだった。3話かな？　撮影が終わってチェックしているのを見たら孔明の顔が1回も映ってなくて、そういうパターンもあるんだなって（笑）。でもそういう雰囲気もちゃんと切り取ってくださる監督だったので、やり甲斐はありましたね」と裏話を披露した。

　撮影現場の様子について、「本当に楽しい現場でした。毎日いろんなところで音楽が鳴っていたりアーティストの人が弾き語りしてくれたり、音楽に囲まれた現場で。あっという間の3カ月だったような気がします」と向井。EIKOも「ドラマの撮影という枠を越えているような感じでしたね。本当にフェスだし、ライブだし」と続けると、向井が「（ミア役の菅原）小春ちゃんなんて朝一から楽屋で大音量で歌ってたから、もう入ってるんだっていうのが外から分かるんだよね。メイキング見たら、カットがかかったあとにDJ KOOさんと小春ちゃんが2人で『EZ DO DANCE』を踊っていたり（笑）。本編より“パリピ”だった」と賑やかな舞台裏を明かした。

　さらに今後の『パリピ孔明』の展開について、「8話は本当にバスタオルを用意してほしい」とEIKO。続く9話については向井が「僕はこのタワレコで撮影しました。そこであるセリフを言って去っていく方がいるんですけど、その方はそのセリフのためだけにここに来てくれたんですよね。“あの人がここで出るんだ！”と思いました。そんなところもチェックしてみてください」と期待を高め、終始和やかな雰囲気でイベントは終了した。