櫻坂46三期生、合同イベント『新参者』に高まる期待 加入から約1年、集大成を見せるか

 11月より乃木坂46、櫻坂46、日向坂46の3グループによるライブ公演『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』が開催されている。乃木坂46の5期生、日向坂46の四期生、櫻坂46の三期生が街の“新参者”である東急歌舞伎町タワーに集まる同公演は、“新参者”でもある彼女たちが加入から積み上げてきた経験を見せる集大成としても考えられる。本稿ではその中でも今年1月に加入し、メキメキと力をつけている櫻坂46三期生の活躍に注目したい。

三期生ドキュメンタリー『私たち、櫻坂46三期生です』Episode 01

 今年1月5日に正式加入し、『櫻坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL』にて発表された11人の三期生(村井優と山下瞳月は学業の都合により2カ月遅れての発表)。同時期にYouTubeでは三期生ドキュメンタリーが公開され、オーディション合格から加入までの歩みが紹介されている。そこでは必死にダンスレッスンに食らいつく三期生の姿が映し出されており、それぞれが現実と理想との間のギャップに悩み、時として悔し涙も見せていたのが印象的だった。11人に共通していたのは“櫻坂46の一員になりたい”という想いだ。三期生に人は欅坂46時代からグループを作り上げてきた一期生、そして彼女たちの背中を追いかけて今や中心メンバーとなった二期生がステージで踊る姿を見て、憧れてきたメンバーが多い。それゆえに、櫻坂46に求められるものも理解しているのだろう。力強い眼差しでレッスンに挑む彼女たちからは強い信念が感じられた。

櫻坂46『三期生おもてなし会』ダイジェスト映像

 そこから三期生は3月4日、5日に『おもてなし会』をぴあアリーナMMで開催。同イベントは三期生の自己紹介のためのようなイベントではあるものの、櫻坂46としての覚悟が伝わる印象的なものとなった。「2minutes SHOW」では石森璃花がオムライス作りに挑戦し、遠藤理子はクラリネット、谷口愛季はアコースティックギターで「無言の宇宙」を演奏する。事前にYouTubeで公開されていたVlogでも色とりどりなメンバーが揃っている印象があったが、改めて多様な個性が入り交じる11人だと感じた。中でも印象に残っているのは三期生初公の場でのパフォーマンス。EDM調のダンストラックに乗せて、それぞれがソロダンスを踊ったのを始め、恒例となる楽曲パートでは「Nobody's fault」や「五月雨よ」、「Buddies」、「夏の近道」を披露。最後には加入前の合宿課題曲でもあった「BAN」を石森をセンターにパフォーマンスし、合宿からの成長を示した。自信に満ちた表情でパフォーマンスする11人の姿は櫻坂46のメンバーであることを示すには十分だった。

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