妄想キャリ元メンバー 水城夢子、闘病の末27歳で死去 活動共にした仲間が追悼「大好きだよ」

 妄想キャリブレーションの元メンバー・水城夢子が10月17日に死去したことが発表された。享年27歳だった。

 かねてより闘病を続けていた水城。昨日10月26日に「水城夢子のファンの皆様、関係者の皆様へ」というタイトルでSNSが更新され、そのなかで10月17日に亡くなったことが伝えられた。「闘病中もいつもファンの皆様を第一に考え、最期の最期まで、病気を治して皆様の前に再び立つ事を目指し、闘っておりました」と闘病中の様子が明かされた。

 水城は、1996年4月22日生まれ富山県出身。でんぱ組.incを輩出した「秋葉原ディアステージ」所属のアイドルユニット・妄想キャリブレーションのメンバーとして、2016年6月にSony Music Recordsよりメジャーデビューし活動していたが、2019年2月23日のZepp DiverCity(TOKYO)でのライブをもってグループでの活動は終了。2020年春には、アイドルグループ・BYOBに加入したものの、2020年12月のライブを最後にグループは活動を終了し、その後は舞台を中心に活動していた。今年1月には、2022年内をもってディアステージを退所したことを報告。SNSアカウントはInstagramを中心にこまめに更新が行われていたが、8月6日の投稿を最後に近況がしばらく伝えられていなかった。

 水城の死去を受け、共に活動をしていたユニット、グループの元メンバーが思いを綴っている。

 妄想キャリブレーションの元メンバー・桜野羽咲は、自身のX(旧Twitter)にて「妄想キャリブレーションという人生一番の宝物の青春を共に過ごした夢子とあまりにも早すぎるお別れをしました」「本当はもう今すぐにでも会いたいけどたくさん頑張ったから、ゆっくり休んで生まれ変わってもまた 一緒に歌おうね」「夢子、大好きだよ」と、同ユニットの元メンバー・星野にぁはXでメッセージを記した画像と共に「夢子、妄キャリに入ってくれて、星野と出会ってくれてありがとう。大好きだよ。」と、それぞれコメントを添えている。

 桜野、星野同様に妄想キャリブレーションの元メンバーである胡桃沢まひるは、自身のInstagramを更新。ユニット時代の写真を複数アップし、長文のメッセージを投稿している。「夢子がもういないなんて この1週間で飲み込んだはずなのに 噛み砕いたはずなのに 言葉にしてしまう事で、皆に知らせることで現実にしてしまう事が辛かったです」と冒頭で綴られ、妄想キャリブレーションのラストシングル表題曲「爆アゲ↑バンザイ!!」の歌詞を引用しながら「生きていれば最高なんだよ だから生きてて欲しかったよ」といった水城へのメッセージが記載されている。

 なお、通夜ならびに葬儀に関しては近親者と友人のみにてすでに執り行われたという。

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