NiziU、変わることないTWICEへの憧れ リスペクトしながら到達した“自分たちらしさ”
10月3日に有明アリーナで行われた韓国の音楽番組『SBS人気歌謡』の公開収録イベントでは、NiziUの「Paradise」に加えTWICEの「What is Love?」のカバーを全員で披露。
これには多くのファンから、「念願の『What is Love?』カバー嬉しい!」や「虹プロ(Nizi Project)を思い出して感動」などといった声が上がっていた。また、オーディション当時と比較して表情管理などでの成長を感じているファンのコメントも見られた。憧れの存在であるTWICEの楽曲を、韓国の音楽番組で披露することとなったNiziU。努力を重ねて獲得したダンスや歌の高い実力とともに、デビュー前には考えられなかったような大きなステージに立っている姿は、見守り続けた多くのファンを感動させただろう。
このように現在では、憧れの気持ちは変わらずとも、先輩であるTWICEと同じアイドルという立場で活躍しているNiziUの9人。しかし昨年の『第73回NHK紅白歌合戦』後には、いちファンのようなテンションでTWICEとの共演を語る姿が印象的だった。放送後インスタライブに登場したRIKU・MAYA・RIOが当時の状況を振り返る場面では、「本当に幸せだった」「『紅白』に戻りたい」「TWICE先輩はいつでも素敵」と口々にし、喜びをあらわにした。
それもそのはず、デビュー決定直後のインタビューで憧れのアーティストやいつか共演したいアーティストを聞かれたメンバーのほとんどがTWICEの名前を挙げていた。MAKOは「TWICE先輩に憧れてJYPのオーディションを受けた」、RIOは「いつかTWICE先輩のようなステキなグループになりたい」と答えており、MIIHIは自分たちを同じ9人構成であることに触れて「パフォーマンスもかわいいコンセプトからかっこいい大人っぽいコンセプトまで何でもこなせる先輩」とした上で「TWICE先輩のようにたくさんの方から愛されるグループになりたい」とそれぞれの愛を感じさせるコメントが印象的だ(※1)。他のメンバーたちも、デビュー前やオーディション前から憧れの存在であったことを思わせる回答だった。
ただ、NiziUはNiziUだということは忘れたくない。彼女たちは、同じ楽曲のカバーでもしっかりNiziUの色を出してステージを作り上げており、TWICEへの憧れやリスペクトの気持ちを持ちつつも自分たちの持ち味を理解してNiziUであり続けているように思う。
グループとしてのデビューから3年が経過した今でも、ロールモデルとしてTWICEのメンバーの名前を挙げることが多いNiziU。彼女たちにとっても憧れであり目指すべき存在であるTWICEのように、いつか彼女たちをロールモデルにする後輩が現れるかもしれない。
※1:https://www.oricon.co.jp/special/54843/
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