元光GENJI 内海光司・佐藤アツヒロ、U&Sとして再デビュー 最年長と最年少、正反対の2人が放つ“大人アイドル”の輝き
一方で、V6はというと光GENJIの背中を見て育った井ノ原快彦が、グループ結成時から年上メンバーの坂本、長野博に対して敬語をやめることを提案していたようだ。だが、その井ノ原に乗っかる形で、「カミセンまで敬語使わなくなった」と笑うのも、またV6らしい雰囲気。最年少の岡田が長野に対して「博」と呼ぶのも、また光GENJIとは大きく異なり、同じ最年少として佐藤も驚きを隠せない様子だった。
グループ時代にはなかなか話をしなかったとはいえ、今ではすっかり打ち解けている様子の内海と佐藤。U&S結成秘話についても、佐藤がソロでイベントをやっていたところに内海が乱入してきたことがきっかけだと明かすと、「すごく頭来たわけ! 乱入の仕方が本当に雑で! なんか変なコスプレみたいな格好して来て。来たはいいけど、全然喋らないわけ! ずっと黙ってて、ジェスチャーゲームみたいな。すげーめんどくさくてさ!」と当時のことを思い出して怒りが再燃。その飾らない言葉にトニセンも思わず大爆笑するのだった。「マジ最悪!」と公演後も怒りが収まらなかった様子の佐藤だが、トニセンが話を聞いただけでも爆笑したように、イベントを見に来ていた内博貴から「アツ兄が困ってるのが、めちゃめちゃ面白かったですよ」と感想をもらい、「そうなの? じゃあ、ちょっと一緒にやるのもアリなのかな?」とU&Sの可能性に気づいたという。
そこで、まさかの佐藤からU&S結成の提案がなされたというのだから、人生何があるかわからない。佐藤としては昔からは考えられない展開だというが、内海が「僕は想像してたけどね!」なんてニヤリとするやり取りもやはり面白い。
今年8月にU&Sの2人がパーソナリティを務めた生放送ラジオ『内海光司と佐藤アツヒロのオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)でも、内海が本番前に炭酸を飲んでしまい失敗したと思ったため、佐藤にも舞台の前に「飲んでみて! どうなるか試してみて!」と無茶振りし、「イヤでしょ! 絶対ゲップ出るもん。しません、それは!」とキッパリ断るという攻防が繰り広げられていた。
チャレンジングな取り組みで予定調和を崩していきたい内海と、真面目にキッチリと仕事をこなしていきたい佐藤。一見すると正反対に見える2人だが、人知れずローラースケートの練習をコツコツと続けてきた努力家な内海と、その場その場で巻き起きる事態を楽しめる柔軟性を持つ佐藤……と、相反しているようで実は似ているところがあるのかもしれない。
アイドルが夢を見せる仕事ならば、年齢を重ねてもなおこれほど輝きと愛らしさを放つ“大人アイドル”だからこそ見せることができる夢もあるだろう。井ノ原が「長くやってもらいたいな」と話していたように、これからも2人がイキイキとアイドルとして活動する姿を楽しみにしている。
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