FUNKY MONKEY BΛBY’S、地元八王子に咲かせた笑顔の花 『太陽の街ツアー』東京公演に響く全身全霊の歌声

「今回のツアーは声を掛け合えたし、みんなと一緒に歌えたし、ツアータイトルに相応しい旅だったと思います」

FUNKY MONKEY BΛBY’S

 3月にリリースされた再始動後初のアルバム『ファンキーモンキーベイビーズZ』を携え、全国12都市を廻ったFUNKY MONKEY BΛBY’S(以下、ファンモン)の『太陽の街ツアー』。そのツアータイトル通り、眩しい太陽が周囲を照らすような、明るくて希望を感じられるライブだったと思う。本稿では、9月17日に行われた東京・J:COMホール八王子ファイナル公演の模様を振り返る。

ファンキー加藤

 アルバム1曲目の「乙Sound」が流れ出すと、下手からファンキー加藤、上手からモン吉が登場。「ツアーファイナルへようこそ!」と叫びながら、2人はステージを左右に駆け回り、観客を煽っていく。いつものことながら、最初からアクセル全開だ。「アワービート」ではスモークが立ち込め、サポートDJのバカムスコ翔も“アッハ~ン”と書かれたうちわを掲げて会場を盛り上げた。

モン吉

 9月30日、10月1日に沖縄でのアンコール公演を控えているものの、この日が実質のツアーファイナル。2人は「今日のライブですべてを出していきます!」と高らかに宣言し、その後もFUNKY MONKEY BABYS時代の楽曲「ALWAYS」「ナツミ」や、FUNKY MONKEY BΛBY’Sとして2枚目のシングル曲「ROUTE 16」と、新旧織り交ぜたセットリストで会場の熱を高めていく。

 2人の地元·八王子での公演ということで、「八王子の曲選びました!」と「八王子純愛物語」も披露。続けて再始動後初の歌唱となった「夏の終わりに」が届けられ、客席からは自然とクラップが沸き起こる。青空や向日葵などの夏らしい映像がスクリーンに映し出される中、響きわたる切なさのこもった歌声は、ツアーの締めくくりとともに夏の終わりを感じさせた。

関連記事