乃木坂46 川﨑桜、櫻坂46 大園玲、日向坂46 松田好花……10月ラジオ改編で期待したい3坂道メンバー
10月のラジオ改編に伴い、坂道グループの番組でMC交代や新番組が発表された。『らじらー!サンデー』(NHKラジオ第1)の新MCに乃木坂46の5期生・川﨑桜が就任、日向坂46・松田好花が毎月最終週の土曜の『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)レギュラーパーソナリティを担当、櫻坂46の新番組『櫻坂46の「さ」』(文化放送)の初代MCを大園玲が務める。そこで、彼女たちのトークスキル、ラジオとの相性などを解説してみたい。
川﨑桜
『らじらー!サンデー』は、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)と歴代の乃木坂46メンバーがレギュラーを務める番組で、隔週奇数週日曜日を担当した4期生 早川聖来が卒業したことにより10月から川﨑が引き継ぐ形となった。川﨑の魅力といえば、おっとりした雰囲気でありながらフィギュアスケートを10年間続けてきた体育会系というギャップにあるが、未だ掴みどろこのない天然キャラでもある。ラジオに必要なトーク力は未知数ではあるが、『らじらー!』には複数回出演。川﨑の必殺技である「さく炭酸しゅわしゅわ~」は同番組での公募から誕生したもので、加入したばかりでまだ色の付いてなかった川﨑のキャラが確立するきっかけとなった。
7月31日放送の『超・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)で川崎は「自分には個性がない」と悩みを告白していたが、9月17日の放送で「炭酸疲れした」という川﨑を藤森が巧みに面白くイジっており、レギュラーとなれば彼女のポテンシャルをより引き出してくれるだろう。また、川﨑はもともと甘めの声にも定評があり、ラジオをきっかけに新たな個性や強みを確立してほしい。
松田好花
日向坂46の二期生・松田好花は、2年間パーソナリティを務めた『ひなこい presents 日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』(ニッポン放送)が終了し、10月から毎月最終土曜日の『オールナイトニッポン0(ZERO)』を担当する。松田がラジオ好きになったのはアイドルになってからで、『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にはリトルトゥース(『オードリーのオールナイトニッポン』ファン)として密かに番組にメールを送るほどのヘビーリスナー。そうした影響からか、バラエティ番組でも放送作家視点の構成力のある対応を見せることがある。
ラジオパーソナリティへの夢を抱く中、2021年10月2日から『ひなこい presents 日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』がスタート。30分番組のうちオープニングトークを1人喋りで20分展開したり、隔週のゲスト回では先輩・後輩に関係なく相手の魅力を引き出す技術をこの2年で磨いてきた。ラジオで喋る嬉しそうな様子、泣き上戸なところなどをリスナーも一緒になって楽しむことができる親近感も、彼女のパーソナリティとしての魅力だろう。
今年4月20日に、1夜限りの特別番組『日向坂46・松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)』を担当。1時間の生放送が大きな反響を集めたことは、彼女のスキルや人気度の高さを物語っている。『オールナイトニッポン』は影響力のあるアーティストやタレントがパーソナリティを務める番組なだけに、松田も日向坂46の看板を背負って臨むことになりそうだ。放送時間帯が深夜なだけにどれだけのインパクトが残せるのかに期待したい。