WOLF HOWL HARMONYデビュー曲「Sweet Rain」がバイラルチャートイン グループの名刺代わりにふさわしい一曲に
Viral Chart Focus
Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの9月6日付のTOP10は以下の通り(※1)。
1位:фрози「supїdo」
2位:MASATAKA, 高樹沙耶, ADD CREATIVE「Legalize it」
3位:WOLF HOWL HARMONY from EXILE TRIBE「Sweet Rain」
4位:Sugar Goose「Fast」
5位:シャイトープ「ランデヴー」
6位:SIX LOUNGE「リカ」
7位:V「Love Me Again」
8位:JAPANDEE「TINH VỆ (REMIX)」
9位:ONE N' ONLY「EVOL」
10位:nyamura「you are my curse」
音楽シーンの最先端を体現するSpotifyバイラルチャート。ファンによる共感共有を指標としているだけあって、口コミが口コミを呼びロングテールでチャートインする楽曲と、強力なファンダムの熱量やSNSなどでのバズをきっかけにとてつもない瞬間風速で上位に食い込んでくる楽曲の二極化が顕著になってきている。今回のチャートを参照してみると60日以上チャートインを続けているシャイトープ「ランデヴー」や、50日以上チャートインを続けるnyamura「you are my curse」が前者のロングテールヒット楽曲にあたり、逆にトップ10にランクインするこの2曲以外は、チャートインしてから10日以下の楽曲である。たとえば今回初登場にして首位を獲得したфрози「supїdo」は、全世界を対象としたグローバルバイラルチャートでもトップ10圏内にランクイン。ウクライナ出身のプロデューサー・фрозиによるこの楽曲はTikTokを震源地に一夜にしてグローバルヒットとなった。
このようにSNSや動画メディアで注目を浴び、一躍ヒット曲となるケースだけでなく、地道な活動によって着実にファンダムを形成してきたことが実を結び、爆発的な瞬間風速を記録するケースもある。今回のチャートであれば、3位にランクインするWOLF HOWL HARMONY「Sweet Rain」がこのケースと言えるだろう。EXILEや三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONSを擁するグローバルエンタテイメントプロダクション・LDHが主催した史上最大規模のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』。約48,000人が応募したこのオーディションの第二章でデビューを勝ち取った3組のうちのひとつがRYOJI、SUZUKI、GHEE、HIROTOの4人からなるWOLF HOWL HARMONYである。オーディションのグループ課題曲としてデジタルリリースした「LOVE RED」から大きく成長を感じさせる「Sweet Rain」は、彼らのデビューシングル曲だ。SNSでの投票で「ファンと一緒に決めたデビュー曲」だけに、この楽曲に寄せるファンの想いもひとしおである。