亀梨和也が作り出す誰も予想しない世界 『わっしょいCAMP! in Dome』にも反映された“イズム”を感じる演出
亀梨は、雑誌『MAQUIA』(集英社)での連載「亀カメラ」(2023年9月号)で、今回の演出について「誰かのためになれたら」という思いを明かしている。これからの時代を切り拓いていく後輩たちへ、そして自分が育った環境へ、感謝と敬意を忘れない亀梨らしい動機が綴られていた。また演出を担う中で、様々なスタッフとの会話や、自身にとっても新たな視点が生まれるなど刺激や学びも得られたようだ。亀梨が長年にわたって携わっている野球からも伝わってくるように、真摯に向き合う姿勢があるからこそ得られた学びではないだろうか。KinKi Kids・堂本光一が8月7日放送の『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)で言及したように、先輩・後輩とも密にコミュニケーションを取って進行したようで、均衡を保ちながら物事を進行するのも亀梨らしい仕事ぶりといえよう。
先述の通り、8月18日には2ndソロシングル『Cross』をリリースするように、グループ活動を続け、さらにソロもやってのける。さらにはスポーツにバラエティ、ドラマ、映画と経験豊富でおまけに面倒見も良い。思わず「何刀流!?」と数えたくなる活躍ぶりだが、現役だからこそライブも“いま”を踏まえてステージを作ることができるのではないだろうか。
KinKi Kidsの堂本光一のバックダンサーとしてスタートしたKAT-TUN。早い段階からメンバー自らステージ作りに挑戦し、楽曲配信やLINE LIVEなどでのライブ配信プラットフォームをいち早く取り入れてきた経緯もある。三者三様の武器や世界観、得意分野を持っているのも特徴で、ライブや舞台など一人で2時間ほどのステージをこなせるパフォーマンス力を持つ。外に目を向ければ、国内外問わずボーイズグループが増え続け、戦国時代と呼ばれることも珍しくない。“激戦”とも呼べる環境の中で、グループでの調和と個の強さのバランスは今後ますます必要不可欠な武器となるだろう。そんな現代のエンターテインメントにおいて、現役アイドルがライブ演出に携わる意味は大きく、後輩にとっても刺激を受けることがあるのではないだろうか。
『わっしょいCAMP!』の最終日にあたる8月20日にはジャニーズJr.情報局会員、そして一般向けに有料で生配信が行われる。次世代を担うジャニーズJr.の奮闘、そして200人ものJr.を束ねながら手腕を発揮する亀梨の演出も堪能したい。
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