ジャニーズWEST、“公式お兄ちゃん”麒麟 川島明との関係性 個性豊かな7人を熟知しているからこその安心感

 川島とジャニーズWESTは、グループでも個々のメンバーでも頻繁に共演しているが、そのたびに親和性の高さを見せてきた。重岡大毅や小瀧望のように意図的にボケを放り込んでくるタイプ、濵田や藤井流星のように突発的な天然ボケを繰り出すタイプ、神山のように素に近い姿の中に面白みがあるタイプ、そして中間淳太や桐山照史のようにツッコミもボケもできるタイプ、ジャニーズWESTにはあらゆるタイプのメンバーが揃っている。これに対して川島は、漫才ではボケを担当するものの、バラエティ番組では幅広いツッコミ役としての評価が高く、個性豊かなジャニーズWESTとの親和性はおのずと高くなる。

 また、ジャニーズWESTのメンバーは川島と共演するたびに、どこか嬉々とした表情を見せているように感じる。元々の親和性に加えて、両者が培ってきた関係の深さも一役買っていると言えるだろう。川島とジャニーズWESTとのグループLINEは日常的に会話が行われているようで、川島はメンバー7人それぞれの個性を熟知しているように見える。そのためか、ジャニーズWEST側にも安心感が見られ、それが見る側の安心感にも繋がっている。今でこそ幅広い応対ができるイメージがあった川島だが、元々は「人見知り芸人」として取り上げられることもあるほど内気な性格だ。そんな川島が心を開いてくれているからこそ、ジャニーズWESTのメンバーが川島との共演で安心して立ち回ることができ、結果として彼らの嬉々とした表情に繋がっているのかもしれない。

 ジャニーズWESTは来年デビュー10周年を迎えるが、思えば『リトルトーキョーライブ』から始まった川島との関係も来年10周年を迎えることになる。言わば、ジャニーズWESTのバラエティの歴史は、川島と共に培ってきた歴史でもある。ジャニーズWESTは今やバラエティ番組を中心に引っ張りだことなり、川島は2022年のテレビ番組出演本数ランキングで2位に輝くなど、共にこの10年で躍進してきた。今後さらに両者の共演が多く見られるだろう。その際はぜひ、その関係性を思い浮かべながら楽しんでほしい。

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