『WESTube』はジャニーズWESTの良さを詰め込んだ場所に　誰も置き去りにしない、優しさと面白さ

　ジャニーズWESTのYouTubeチャンネル、通称『WESTube』が8月10日に開設1周年を迎える。『WESTube』はジャニーズWESTの良さを全部詰め込んだ、そんな場所になった。

誰も置き去りにしない、やさしい世界

　2022年8月10日、『ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022 TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から-』東京ドーム公演の最中に発表されたYouTubeチャンネル開設。その様子を“撮って出し”したのが、このチャンネルの1本目の動画だ。

　ライブ会場で直接その知らせを聞くことができたファンはもちろんのこと、その場に駆けつけることができなかった人たちも、そしてこれからジャニーズWESTを知るであろう人たちも、みんな一緒にスタートを感じることができる。そんな初投稿動画から、ジャニーズWESTの「誰も置き去りにしない」やさしさが感じられるのだ。

　ジャニーズWESTといえば、デビュー曲「ええじゃないか」に代表されるように、関西ノリで元気な印象が世間に広く浸透しているグループだろう。しかし、ただただ賑やかなだけではない。いつからだって、どんなタイミングだって、この楽しい空間に参加できるんだという入口を開けて待っていてくれる。そして「大丈夫、大丈夫」と肯定して、手招きして連れて行ってくれる。

　それは一見すると簡単そうに感じるかもしれないが、ファンダムの規模が大きくなるほどなかなかそこまで気を回すのは難しい。しかし、ジャニーズWESTの場合はメンバー自ら「デビューは7人で！」と掛け合ったエピソードからも見て取れるように、どんなに状況が変化したとしても「ファンも含めて全員で！」という気持ちが強いのではないだろうか。

　今年5月25日に公開された動画「【弾丸ドライブ旅】船上BBQ目指して〜出発やで！」では、濵田崇裕がドラマ収録のために欠席。「思い出作ろうぜ！　6人でな！」と重岡大毅があえてカメラに向かってアピールする場面は、いないはずの濵田にいつも通りちょっかいを出しているように見えて微笑ましかった。また、車中でも桐山照史が古今東西ゲームのお題に「濵田崇裕のいいところ」をさり気なく入れていく流石な流れも。

　イジることができるだけの信頼関係が見える。いないときにこそ、ずっと気にかけていることがわかる。メンバーにも、そしてジャニーズWESTを見守るすべての人にも、そんな爽やかな愛情が伝わってくるから安心して笑える。それが、『WESTube』の居心地の良さだ。