リアル&バーチャルの人気ライバー10組が共演 「17LIVE」主催『MIRAI STAGE』が届ける新しいライブの可能性

 次にステージに現れたVライバーの御珠すずは、力強い軽快なロックチューンを畳み掛けた。緑黄色社会「Mela!」のカバーでは、御珠のクールなアルトボイスが見せ場を作り、圧巻の完成度で観客を魅了した。初のリアルイベントだという御珠は「楽しい」と語る。

御珠すず

 8人目に登場したikura丼は、ステージを縦横無尽に使い、オーディエンスへの煽りからポーズまで完璧に決めて会場を掌握。もはやベテランのようなそのライブスキルを目撃し、MCの遠山も「圧倒的経験値」「数々の歴戦の場を乗り越えないとこのステージにはならない」と褒め称えた。

ikura丼

 そして、オンラインイベントで見事1位に輝いたVライバーの紅咲るうが満を持して登場。美しい歌唱に観客が聴き入る。特にAdo「新時代」のカバーでは、透き通りつつも力のある、不思議な魅力を持つボーカル表現が会場に響き渡った。トークパートでは、遠山とのシュールな掛け合いで笑いを生んでいたことも忘れがたい。

紅咲るう

 続いて、リアルライバーで1位となった、ちかMartinが登場。まずはオリジナル曲「私のドッペルゲンガー」を披露し、振り付けも合わせて会場を温めた。ライバーとしても人気を博しつつ、元々はリスナーからスタートしたという彼女らしい誠実なパフォーマンスを見せ、この日は紛れもなく表現者としての存在感を発揮していた。

ちかMartin

 ここまで、Vライバーとリアルライバーが交互に出演していたが、ここからはバーチャルとリアルのコラボが展開された。まずは、御珠すずとikura丼が揃って登場。名曲「千本桜」を交互に歌いながら、サビでは2人が合わせて力強い歌唱を見せ、会場は大盛り上がり。

 熱気が冷めやらぬうちに、次の紅咲るう&ちかMartinに入れ替わり、名曲「夏祭り」(Whiteberry)を歌い上げた。曲中ではライブアレンジも加えられ、臨場感のある演奏で会場を沸かせた。

 Vライバーとリアルライバーが共演したこのイベント。終演後には、バーチャルとリアルが融合したこの新しい試みに、客席から大きな拍手が送られた。2時間半のイベントを通して、両者の垣根もすっかりなくなったことだろう。今後の新たな展開も期待したい。

<出演ライバー>
・Vライバー
紅咲るうVLIVER
https://17.live/ja/profile/r/14794515
御珠すずVLiver
https://17.live/ja/live/14295529
小鳥遊音彩_vlive
https://17.live/ja/profile/r/4875132
むらゆきVLiver
https://17.live/ja/profile/r/1660246
はいぴんぐモナカ
https://17.live/ja/profile/r/4726051

・音楽ライバー
ちかMartin
https://17.live/ja/profile/r/1817938
ikura丼
https://17.live/ja/profile/r/14642121
かとぱん.
https://17.live/ja/profile/r/9616140
とよぴ
https://17.live/ja/profile/r/13237174
栗生みなCru
https://17.live/ja/profile/r/580309

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