SixTONES「こっから」、ドラマ『だが、情熱はある。』終了後も広まる楽曲の魅力 TikTokでの二次創作&ダンス動画が話題に

SixTONES「こっから」、広まる楽曲の魅力

 SixTONESが6月14日にリリースした10thシングル表題曲「こっから」の勢いが止まらない。南海キャンディーズの山里亮太とオードリーの若林正恭の半生を描くドラマ『だが、情熱はある。』の主題歌として放送開始された4月から話題を集めていたが、MV公開、テレビでの披露、最終回を迎えたドラマの熱さとも連動し、様々な形で楽曲の魅力が広まり続けている。

SixTONES – こっから [YouTube ver.]

 その一つの例として、TikTokを中心に広がる「こっから」を用いた二次創作動画が挙げられる。『だが、情熱はある』のタイトルバック映像をオマージュしたこれらの動画たち。クールな編集によってユーザーの“推し”を魅力的に映し出し、周囲へと布教するような内容が特にブームとなっている。

 アイドルの他にも、YouTuber、さらにはプロ野球チームといったジャンルを問わないグループで“推し“動画が量産されている。また、お笑い芸人の半生を描いたドラマの主題歌であることが影響してか、お笑いコンビをモチーフにした動画も多く作られている。

 「こっから」がこういった動画にぴったりハマるのは『だが、情熱はある』をオマージュした映像のカッコ良さが保証されていることはもちろんだが、楽曲としての強度が影響しているように思う。鬱屈を溜め込みながらも、覚悟を決めて成り上がろうとするエネルギッシュなリリックは、ドラマの内容に沿うだけでなく、SixTONESのこれまでの歩みを体現しているようなエモーショナルさがある。苦労や下積みを重ねながら、夢を掴んでいく物語との親和性が高いのだ。

 つまり、今活動している多くのグループのテーマソングとしても「こっから」は響いていく。幅広い“推し”にそのリリックを重ね合わせることができ、彼らの歴史を鮮やかに彩っていく。〈これだけじゃやれねぇってわかってる でもこれしかねぇから これにかかってる〉というフレーズは“推し“へのエールとしてこの上なく強い言葉だ。普遍的な応援ソングとしても支持を得ていることが、この拡散力の大きな理由の1つだろう。

 もう1つ、TikTokを中心に注目を集めているのがダンス動画である。「こっから」はMVが解禁された時からそのパワフルなダンスが話題となっており、特にサビで足を軽やかに捌くステップが注目を集めてきた。このサビ部分を中心とし、振りコピ動画も多く投稿されている。

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