稲垣吾郎、「インテリゴロウ」で発揮する純粋な好奇心 人工知能までもがイメージできる唯一無二の“稲垣吾郎っぽさ”とは?
『HERO』といえばSMAPとして共に活躍してきた木村拓哉の主演作であり、『ごくせん』『スマイル』については嵐・松本潤の出演作。「ちょっとココ間違ってたよー! 代表作が『HERO』って!」と、すかさず石田に噛みつく稲垣。すると石田は笑いながら「なんか今、僕が責められてるみたいになってますけど、実はここがまさにジェネレーティブAIっぽさなんですよね」と解説していく。
「SMAP」や「ジャニーズ事務所」に所属していたという事実から予測して、まるで誰かがうろ覚えで話をしているかのように答えてくれるところが、ChatGPTの特徴だという。それを聞いた稲垣は「なるほどね、人間味あるね」としなやかに受け入れるのも清々しかった。
さらに、ChatGPTの強みだと言われている、よりクリエイティブな質問をしてみることに。「稲垣吾郎を題材にした小説を200文字で書いて」と入力すると、あっという間に完成していくのだった。これには稲垣も「すごくない!? え、すごい!」と声を上げずにはいられない。
しかも、その内容はヴァンパイアである稲垣と、ヴァンパイアハンターである女性が出会い、愛し合ったふたりは孤独と葛藤を抱えながら生きていくというなかなか興味深いもの。「これでいいよ、これで映画作りたい!」とすっかり気に入った稲垣。特に感動したのは、「稲垣吾郎さんっぽいじゃん。やりそうだし」というヴァンパイアというキャラクター設定だった。
すでにAIにも私たちが抱いているように「稲垣吾郎っぽさ」がわかっているということ。改めて、この35年以上かけて確立された稲垣吾郎像に感服してしまう。この誰もがイメージする「稲垣吾郎」があれば、「稲垣吾郎をフリー素材にして、ないドラマを作る」「脚本はChatGPTに書いてもらって、実際の演技はAIで生成した吾郎さんがやる」(石田)なんて発想も膨らむ。
いつか、本当にそうしたAIによって稲垣の映画が作られた際には、「インテリゴロウ」で特集を組んでもらいたいものだ。そんな、ちょっぴり未来の「インテリゴロウ」を想像しつつ、10月から毎週72分の新スタイルでパワーアップする『ななにー』でも、ぜひこのコーナーが存続してくれることを願わずにはいられなかった。
























