SixTONES、「こっから」はグループの大きな武器に 『だが、情熱はある』主題歌たる必然性を3つのポイントから探る
そして3つ目はSixTONESの6人の声の活かし方だ。Aメロでは冒頭は田中樹から京本大我、ジェシー、髙地優吾とつないでいく。巧みに韻を踏み高速でラップする卓越したスキルを見せる。
そしてBメロでは、松村北斗とジェシーのツインボーカルの歌に続けて、森本慎太郎が〈これだけじゃやれねぇってわかってる/でもこれしかねぇからこれにかかってる/間違ってる未来でも俺には光ってる〉とラップする。サビに向かってボルテージをあげ、力強く決意表明を放つ、曲の中での見せ場になる一節だ。山里役を演じる森本にここが任されているというのもポイントだろう。
ちなみに、5月31日に放送された『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)には森本がゲスト出演した。ラジオでは演じるにあたって森本と山里の間で何度もやり取りがあったことが明かされていた。たとえば山里がピン芸人「イタリア人」として活動していた時の気持ちを聞いたり、LINEや電話でやり取りしながら、熱心に役作りに臨んでいたようだ。
第7話では2004年の『M-1グランプリ』での南海キャンディーズのネタの再現も完璧にこなすなど出演陣の演技力は回を重ねるごとに反響を巻き起こしているが、しずちゃん役を演じている富田望生のストイックな役作りについても語られていた。
おそらく『だが、情熱はある』は俳優・森本慎太郎にとっても転機の一作になるだろう。SixTONESにとっても、今は4月に開催した全国アリーナツアーの追加公演『慣声の法則 in DOME』で目標としていた単独ドーム公演を実現したばかりのタイミングだ。「こっから」は次のターニングポイントに向けて初期衝動を再確認する1曲になったとも言える。
ドラマに、そしてSixTONESというグループにとって、とても大事な一曲になったのは間違いないだろう。
■リリース情報
10thシングル『こっから』
6月14日(水)リリース
<初回盤A>(CD+DVD)
SECJ-69〜70
¥1,760(税込)
スリーブケース仕様
【CD】
01.こっから
02.雨
【DVD】
こっから -Music Video-
こっから -Music Video Making-
こっから -Music Video Solo Movie-
<初回盤B>(CD+DVD)
SECJ-71〜72
¥1,760(税込)
スリーブケース仕様
【CD】
01.こっから
02.Medley from「慣声の法則」at 横浜アリーナ (S.I.X ~ Special Order ~ フィギュア ~ RAM-PAM-PAM ~ WHIP THAT ~ Outrageous)
【DVD】
Medley from「慣声の法則」at 横浜アリーナ (S.I.X ~ Special Order ~ フィギュア ~ RAM-PAM-PAM ~ WHIP THAT ~ Outrageous)
<通常盤>(CD+DVD)
SECJ-73
¥1,100(税込)
初回仕様:スリーブケース仕様+フォトブック20P
【CD】
01.こっから
02.FIREWORKS
03.Tu-tu-lu
04.ABARERO -Dark Electro Rock Remix-
05.こっから -Instrumental-