Travis Japanメンバー分析:第2回 中村海人、マイペースな雰囲気の内に秘めた情熱 プロデュース力の資質も
独特でマイペースな雰囲気を持つ中村は、「タイムトラベルできるなら過去と未来どっち?」との質問に、「どっちも行かなくていいかも(笑)。過去を変えようとも、未来を知りたいとも思わないんです」と答えている(※1)。一見ひょうひょうと見える中村らしい発言にも思えるが、一方で、「今、ここ」で、できうる限りのベストを尽くす姿勢から出てくる言葉のようにも思う。
中村は、パフォーマンスでの魅力はもちろん、周りをよく見ており、メンバーの個性や魅力を引き出すプロデューサーとしての資質も持つ。Travis Japanが世界で活躍するアーティストとコラボレーションするシリーズの第5弾、『~EP.5:Indian Movie Music~ Travis Japan × RRR』(BSフジ)では、全世界で話題沸騰中のインド映画 『RRR』とコラボ。劇中ダンス「Naatu Naatu」とデビュー曲「JUST DANCE!」を組み合わせたオリジナルダンスを披露し、振り付けリーダーはくじ引きで中村が担当することになった。メンバーの性格や個性をよくわかっていて、それぞれの意見も尊重しつつ、言うべきことはしっかり伝える。現場スタッフとの調整なども含め、中村のプロデュース力が存分に伝わってきた。
アメリカ留学を経て「アメリカのダンサーたちのハングリー精神もすごいし、自分をアピールして見せないと生きていけない世界であることを思い知らされます」とも語っていた中村(※2)。マイペースで肩の力が抜けたような空気感を持ちながら、国内で実力を磨き続け、さらに海外での挑戦が着実に自信をもたらしている。入所オーディションに2回参加したり、ドラマの役もオーディションで勝ち取るなど、内に秘めた情熱を持つ。そんな中村の培ってきたものが、Travis Japanをより大きなものにしていき、多くの人に彼らの魅力を届ける力になっていくだろう。
※1:https://more.hpplus.jp/entame/people/82948/
※2:https://lalalausa.com/archives/27314
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