Hey! Say! JUMP 山田涼介、“パーフェクトアイドル”としてのストイックさと素顔のギャップ 永瀬廉や道枝駿佑からもリスペクト
King & Princeの永瀬廉が4月12日のラジオ『永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送)にて、「パーフェクトなアイドル」について言及した。永瀬の口から出たのは、Hey! Say! JUMPの山田涼介とSexy Zoneの中島健人。「あの2人はダントツというか。多分、世間の皆様も思ってるというか。THEストレートな!」と、その理由を語った。
甘いセリフを躊躇することなく口にすることができる中島について、永瀬も「自分にはできない」と言うように、誰にも真似できないキャラクターとして浸透している。そんな彼もまた、同い年で一足先にジャニーズアイドルとして活躍していた山田に刺激を受けて事務所に入ったと言うから、山田の存在感がいかにジャニーズにおいて大きなものになっているのかが窺える。
また、4月8日放送のラジオ『なにわ男子の初心ラジ!』(ニッポン放送)では、なにわ男子・長尾謙杜が山田と共演しているドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)の舞台裏について近況報告。その様子を、同グループの道枝駿佑が「めっちゃ嫉妬してる」とも明かした。とはいえ、山田自身は人見知りな性格から後輩と積極的に交流をとるタイプではないことでも有名。では、なぜこれほどに山田を慕う後輩が多いのだろうか。
ストイックに自身を磨き続けた、努力の人
まずは、ぜひとも「山田涼介 名言」でネット検索をしてみてほしい。そこには、山田が発言してきた心にぐっと迫る言葉たちがズラリと並ぶ。例えば「1%の可能性を100%信じる」は、道枝やジャニーズJr.、7 MEN 侍の菅田琳寧が好きな言葉として掲げるほど、後輩たちの心を掴んだ言葉。
山田の発言に名言が多いのは、マイクを持つまでに2年かかったというエピソードが有名であるように、苦しいジャニーズJr.時代を悩みながらひたむきに進んできた歩みがあるから。どうすればデビューできるのかという確立された方法はない。何をどう頑張れば報われるのかが見えない中で、ひたすら努力を重ねていった。
昼間は学校に通い、その後に事務所のダンスレッスン。さらに帰宅後も毎日3時間は自主練習をしていたという。さらに、レッスン中は水を取りに行く休憩時間も惜しみ、水筒を持参して挑むほどのストイックぶりなのだと、後輩のジャニーズJr.、HiHi Jetsの井上瑞稀がYouTube動画で語っていた。
加えて、そうした努力を見てくれていた人への感謝を忘れないのも、山田らしいところだ。Hey! Say! JUMPとして念願のデビューを果たした後も苦労は絶えなかった。空席が目立つコンサートに、新曲が1年以上出せないこともあった。中島裕翔とセンターのポジションが入れ替わってギスギスしてしまった時期もあった。そんな中で、山田のソロデビューという予想外の展開も……。
しかし彼は喜ぶどころか「絶対に嫌!」「無理です」とジャニーズを辞める勢いで抵抗したという。それはHey! Say! JUMPとして売れたいという強い思いがあったから。そんな山田の背中を押したのも、一緒に歩んできたメンバーの有岡大貴と髙木雄也だった。きっと山田のストイックな努力を誰よりも見てきたからこそ、自然とそうした言動が出たのだろう。例え思うようにうまくいかない日々が続いたとしても、ひたむきに頑張る姿はきっと誰かが必ず見てくれているはず。1人で努力を続けるだけではなく、仲間を大事にしていくハートの熱さも兼ね備えている山田の芯の強さを、グループアイドルとしてデビューする後輩が見習いたくなるのも納得だ。