FIFTY FIFTY、バージョン違いの「Cupid」がバイラル好調 表情豊かなボーカルで歌い上げる“レトロな魅力”溢れる1曲
「Cupid - Twin Ver.」と「Cupid」の違いは、前者が全編英詞、後者が韓国語と英語が混在した歌詞であること。さらにトラックのミックスバランスが若干違うのだが、その差異が一聴ではほとんど感じられない。韓国語と英語の発音の類似点をしっかり活かしているのだ。これまでヒップホップ色の強い曲では、前述した類似点を活かした曲も多くあったが、メロディも含めてそこを活かしたという意味では、シーンを前進させる革新的な1曲と言えるのではなかろうか。
Spotifyでは「Cupid - Twin Ver.」が9500万回再生、「Cupid」が4700万回再生を突破しそうな勢い(4月18日現在)。デイリーバイラルチャートにランクインしたのは、真似しやすい可愛いダンスで、TikTokなどの「#踊ってみた」から火がついた経緯もあると思うが、ワールドトレンドのひとつとして“レトロ感”が浸透してきた証拠でもあると思う。2023年の音楽シーンにおいて、そうしたレトロ感をどのように解釈してアップデートさせるかが、注目すべきポイントのひとつになりそうだ。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2023-04-12

























