守屋麗奈、田村保乃、増本綺良……『ラヴィット!』レギュラー経験者の活躍 櫻坂46のバラエティを牽引する賑やかな個性

 3月29日、櫻坂46の増本綺良が朝の情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)のレギュラー最終日を迎えた。増本は今年1月から3月までの3カ月間、水曜レギュラーとして毎週出演。ラスト出演には、同じく期間レギュラーとして出演していた田村保乃と守屋麗奈も駆けつけ、3人でスタジオを盛り上げた。このところテレビ番組への出演が増加中の櫻坂46。なかでも今回出演した3人は、同番組でのレギュラーの経験もあってかバラエティ面での成長が目覚ましい。

 2021年に櫻坂46でいち早く同番組のレギュラーを務めた守屋は、それ以降も数多くのテレビ番組に出演してきた。この数カ月だけでも『オオカミ少年・ハマダ歌謡祭』(TBS系)、『ゼロイチ』(日本テレビ系)、『月曜の蛙、大海を知る。』(TBS系)、『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(日本テレビ系)、『沼にハマってきいてみた』(NHK Eテレ)、『有吉の世界同時中継〜今、そっちってどうなってますか?〜』(テレビ東京系)、『日曜日の初耳学』(TBS系)など、立て続けにゲスト出演を果たし、着実に経験を積んでいる。

 守屋については、『ラヴィット!』のMCを担当する麒麟・川島明が以前「れなぁは『ラヴィット!』の“チェイサー”。みんながワーッとなった時もれなぁに振っておけば元に戻してくれる頼もしい存在」と太鼓判を捺している。出演者にお笑い芸人が多く、MCの意図しない流れに逸れてしまうことも少なくない同番組の中で、守屋は自分のリズムを崩さず、安定したテンポ感でその場の空気を落ち着かせていた。チェイサー、つまり“口直し”としての役割を守屋は自然と担い、朝に放送される同番組に適度な安心感をもたらしていたように思う。レギュラー期間を終えた後も、守屋は幾度となく同番組にゲスト出演。守屋のその良い意味でのマイペースさは、番組にとって欠かせない存在になりつつあるようだ。

 一方で、その守屋からレギュラーのバトンを受け取った田村も、現在多くの番組に出演している。『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)や、最近では『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)にも登場。かねてより公言しているディズニー好きを活かし、『潜在能力テスト』(フジテレビ系)のディズニー2時間スペシャルに出演したこともあった。

 田村の魅力は、何と言ってもそのリアクションの良さだろう。今回の『ラヴィット!』でも、体に流れた電流の衝撃の強さに目を見開きながら驚く場面があった。田村のこの大きなリアクションは画面を賑やかにする。表情の変化も大きいため、ワイプでも存在感が強い。なかでも印象的なのは『有吉ぃぃeeeee!~そうだ!今からお前んチでゲームしない?』(テレビ東京系)での活躍だ。有吉弘行らと一緒にゲームをプレイするこの番組で、田村があまりにもミスを連発するため、共演者たちから大バッシングを受ける。だが、田村はそれでも笑顔を絶やさない。現場を賑やかな状態で保ち、番組の盛り上がりに一役買っていた。

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