「アイドルマスター」の新たなライブアンセムがバイラル首位に 声出し解禁とリリースが重なって起きた“奇跡”とは?
1月21日に配信がスタートした「CRYST@LOUD」はポップで力強いメロディが特徴のアップチューンだ。「アイマス」の5ブランドから1人ずつ選ばれたキャラクター5人のボーカルが言葉を紡ぎ、ユニゾンで重なり、女性キーと男性キーでハモりながら、CV(キャラクターボイス)の個性を活かして聴かせている。特にユニゾンは、キーを共有して歌っている分、それぞれの個性が出にくいと思うのだが、そこを軽々クリアしているあたりに、5人が「声のプロ」であることがわかる。アレンジのストリングスやホーンも、楽曲のブライトさと祝祭感を後押ししている。
最も驚いたのはタイトルだ。「CRYST@LOUD」=CRYSTALOUDは造語だが、「CRYSTAL」と「ALOUD」に分解すると、それぞれ「結晶・水晶」「大声で」という意味になり、「CRYST@LOUD」は「大声の結晶」という解釈もできる。まるで声出し解禁を予想していたかのような楽曲タイトルではあるまいか。「アイマス」はコンテンツパワーも非常に強力だが、今回バイラルチャートでいきなり1位になったのは、この楽曲タイトルと〈ここから〉〈新しい宝箱へ/詰め込んでいこう〉〈“叶えてく”って未来系にときめく〉など、「アイマス」のネクストフェーズを想起させる歌詞が大きな理由であるように思う。
楽曲タイトルの意味と、声出し解禁タイミングが奇跡的に重なったわけだが、奇しくも「CRYST@LOUD」では〈奇跡を超えて 輝ける今〉と歌われており、奇跡は巡り合い、そしてその奇跡から新しい“軌跡”が始まるのだ、と教えてくれる1曲になった。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2023-02-15
※2:https://idolmaster-official.jp/news/01_7854
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