Natumi.、ドラマ『アトムの童』劇中使用曲「ラストノート」で見つけた新しい自分の声　「一歩一歩着実に前へ」

どちらのバージョンも好きになってほしい

――大きな注目を集めた劇中使用バージョンとともに、今回リリースされたフルアレンジバージョンもたくさんの人に届くといいですね。

Natumi.：同じ曲なのに全然違う雰囲気の2バージョンを出すことができたので、私としてはどちらのバージョンも好きになってほしい気持ちがすごく強いです。失恋して切ない気持ちになっているときには劇中使用バージョンを、そこから一歩前に踏み出したいときはフルアレンジバージョンを、みたいな感じでシチュエーションや感情に合わせて聴き分けてもらえたらなって。みなさんの日常に「ラストノート」が溶け込んで、しっかり心に残ってくれたらうれしいですね。

――今作の制作を通して、アーティストとして新たに手に入れたものもありましたか？

Natumi.：デビュー曲「pARTs」でもそうだったんですけど、今回の「ラストノート」を歌ったことで自分の声色に関して新たな発見はありましたね。ちょっと表現が難しいんですけど、「ラストノート」は「pARTs」と比べてちょっと高めの声で歌っているんですよ。声色的に明るめというか。

――「高め」というのはキーのことではなく、トーンということですか？

Natumi.：そうです。ちょっと気持ちが上向きで、明るい感じのトーンと言えばいいのかな。「pARTs」も含め、これまでの私はどちらかというとトーンを低く歌うことが多かったんですよ。感情に近い部分の声色を出そうとすると、どうしてもそういうトーンになりがちだったというか。もちろん、曲の雰囲気に合わせての選択なので、それは悪いことではないんですけど、今回の「ラストノート」で全体的に高めのトーンで歌うことができたのが自分にとってはすごく新たな経験になったなって思うんですよね。声のトーンを上げることで、声色にはより透明感が出ると思うし、それは自分の声質に合っているような気もして。

――それが「ラストノート」のフルアレンジバージョンに注ぎ込めたという“Natumi.色”に繋がっていったんでしょうね。

Natumi.：そうです、そうです。その発見ができたのは大きかったですね。私は地声が低めで、気づくと低めのトーンで歌ってしまっていることがあるので、これからは意識してトーンを上げていくことも曲によっては必要かなって思います。活動を続けていく中でどんどん声色のレパートリーが増えるのが楽しいですね。

今年はワンマンライブが目標

――2023年はどんな1年にしたいですか？

Natumi.：去年同様、今年も一歩一歩着実に前へと進んでいきたい気持ちがまず強いです。その上で、新たな飛躍をしたい気持ちもあります。ただ、私は慎重なタイプなので、つまづくのが怖くてなかなか一歩を踏み出せないです。そこはあまり意識しすぎないように（笑）。

――あまり焦る気持ちもないってことですかね。

Natumi.：そうですね。今はとにかく真摯に過ごしていくことが私にできる最大限なのかなって思ってます。

――では、今年成し遂げたいことを公約としてひとつ挙げてもらえますか？

Natumi.：音楽活動に関しては、ワンマンライブをするっていうのが今年の大きな目標なんですけど。もっと個人的なことで言うと、同じ業界で活動している同性のお友達が欲しいです。プライベートでも会って、いろんなことを話せる同世代の女の子の友達が欲しいです！

――例えばイベントなどで共演した方に積極的にアプローチできるタイプですか？

Natumi.：いや、全然しゃべれないんですよ。基本、人見知りです（笑）。でも、お友達を作るためには積極的に話しかけていかなきゃですもんね。今年は頑張って、いろんな方にどんどん話しかけようと思います！　

■リリース情報
Natumi.『ラストノート -full arrange ver.-』
1月18日（水）配信

Natumi. Official HP：https://natumi.jp/
「ラストノート」Lyric Video：https://youtu.be/uT0Mz7zL0CM
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