風男塾、風王の歓声とともに見せた15年の歴史を背負う覚悟 アンコールには青明寺浦正&愛刃健水も登場

 続いて、良宗の「みなさん、最後まで声出して、俺達と盛り上がっていきましょう!」という煽りから「最高シャウト!」を投下。一際大きな歓声が7人を包み込むと、凛空も大声で「やっぱり風男塾って最高だよなー!」と呼びかけ、他メンバーも「それなー!」と声を揃える。太陽の元気いっぱいの〈おっけーです!!〉も後押しして、この日もまた“最高”を更新しながらラストブロックを激走していく。ライブ定番曲「下を向いて帰ろう」では、2階席でステージを見守っていた健水の瞳にも涙が光り、ラストナンバー「いい男」では、堂々と歌い上げる風男塾と掛け声で応戦する風王、その声に負けないくらい大きな浦正の声援が充満。最後は関汰が「2022年はこの7人の新体制が始まった年ということで、俺たちにとっても特別な1年でしたし、風男塾にとっては15周年がスタートした大事な年でした。その締め括りに、こんなに素敵な声出しのワンマンライブができて、本当に幸せです」「2023年もまだまだ15周年イヤーは続きます。楽しみなことがたくさんあると思うので、よかったら俺たちについてきてください」と語り、全員で感謝を伝えた。

 生声での「アンコール」が響く中、ここでは嬉しい告知も解禁となった。15周年のラストを飾るべく、9月3日にLINE CUBE SHIBUYAにてワンマンライブ『風男塾 LIVE 15th ANNIVERSARY FINAL』を開催するという。さらにこのライブには、15周年PR大使を務める赤園虎次郎、青明寺浦正、武器屋桃太郎、瀬斗光黄、愛刃健水も出演することが決定。今後への期待で温まったステージに再登場した7人は、わがままな恋心を込めた最新曲「Baby U」を歌唱した。曲が始まるや否や、2020年12月30日に加入した関汰の加入2周年を祝うため、場内はもちろん、コメント欄までもメンバーカラーの黄色に染まっていく。優しいサプライズに思わず涙を流しながらも、なんとか歌いきった彼の頭上に、風王からの感謝の拍手が降り注いだ。また、告知担当・凛空のMCを挟み、浦正と健水もステージに登場。健水が「自分達がライブをやっていた頃のことを思い出して、“歓声とかどんな感じやったかな?”って話しながら、カラオケでMVとかを観ながら曲を選びました」と語り、浦正が「どうでした?」と呼びかけると、客席から「いえ~い!」の声が上がる。浦正に「この人、お酒入ってないのに酔っ払いみたいな感じで“最高!”って叫んでたから」と暴露された健水が、当時と変わらぬ軽快なトークで爆笑を生んでいたことも、ここに記しておきたい。

 そんな賑やかな9人で歌うラストナンバーは、太陽が叫んだ〈愛してる〉が印象的だった「太陽みたいなキミが好き」。マイクを持たずに参戦した浦正と健水も大声で愛を叫ぶと、最後は、2016年に初めて風男塾が『黒白歌合戦』を行った際、ライブを締め括った“無敵締め”で心を1つに。最高に熱い「よっしゃー!」が、楽しみなスケジュールが待ち受ける2023年へと風男塾を送り出した。

風男塾、新曲「Baby U」で作り上げる風王との一体感 “アクドン”シーンや新アレンジの「勝つんだ!」でも広げる表現

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