中居正広、藤ヶ谷太輔に伝えた“アウェイ”を経験する大切さ サプライズ出演のラジオを聴いて
確かに、MCに取り組んでからの藤ヶ谷はこれまでの魅力に上乗せして“可愛げ”がにじみ出てきた。ゲストに対してまっすぐに向き合う姿勢。その言動は真面目すぎるとも言えるほど誠実で健気だ。加えて、今回のように中居からの無茶振りや、『ザ!世界仰天ニュース』、『A-Studio+』(TBSテレビ系)とMCを共にした笑福亭鶴瓶の自由っぷりに翻弄される姿もまた藤ヶ谷のクールでスマートな印象をいい意味で打ちこわしたように思う。
アウェイだからこそ引き出される顔、そして新しい層をファンに取り組むという展開は、中居自身が香取慎吾と共に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に出演して掴んだ手応えそのもの。放送内で「『いいとも』がアウェイなのよ(笑)。俺と慎吾でやってたの。“え、なんでアイドルが?”みたいな。でもそれがすごくよかったのかな」と当時の印象を語ったのも、感慨深いものがあった。
今回の代打のみならず、日頃からぶっきらぼうに見せながらも常に後輩を気にかけ鼓舞してくれる中居に、藤ヶ谷は「自分も後輩に何か助けになるような言葉とか、後輩たちを応援してるファンのみなさんが気持ちが軽くなるような言葉をしっかりかけられる人になっていかなきゃいけないんだなって」と、中居のいない『中居正広 ON & ON AIR』(1月7日放送回)で語っていたのも印象的だった。
そんな中居との思い出話に加えて、藤ヶ谷の年齢にちなんで35歳のころの中居の様子をリスナーから募り、さらに当時のお宝音声を流すなど、様々な角度から番組を盛り上げてきた藤ヶ谷。これほどのアウェイを経験することは、藤ヶ谷にとって大きな財産になったに違いない。そして結果的に、後輩が先輩についてこれほど愛を持って語り尽くす時間も貴重だったように思う。それもこれも、中居と藤ヶ谷のお互いを信頼する師弟関係があってこそ成立したものだと思うと胸が熱くなった。
そして「相当評判悪くて。藤ヶ谷が俺のラジオ出て。俺の耳にはすごく入ってきてんだ、“藤ヶ谷はダメだ、やっぱり中居じゃないとダメだ”って。有楽町までなんか行列ができて“な・か・い!”って、いなかった?」と、見事に代打を務め上げた藤ヶ谷に中居が再びアウェイを作り出そうというやりとりにも、“まだまだ成長し続けてほしい”という願いのようなものが感じられて微笑ましかった。そんな中居の期待を受け、藤ヶ谷がまた大きく羽ばたく2023年になることを楽しみにしている。
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