TOMORROW X TOGETHER、次作カムバックの展開は? 少年から大人へ、世界が注目する音楽と共に紡がれてきた成長譚
BIGHIT MUSIC所属のボーイグループ TOMORROW X TOGETHERが、5thミニアルバム『The Name Chapter: TEMPTATION』で2023年1月27日にカムバックする。
米国ビルボードが発表した2022年年末決算チャート(Year-End Charts)でメインアルバムチャート「ビルボード200」を含め計6部門にチャートインし、ヨーロッパ最大の音楽授賞式「MTV Europe Music Awards」で「Best Asia Act」部門を受賞しているTOMORROW X TOGETHER。日本でもリリース作品が6作連続でオリコン週間ランキング1位を獲得、「アルバム連続1位獲得作品数」において海外アーティストとしては現在まで歴代単独首位の記録。そのほか米国の3大音楽授賞式の一つである「American Music Awards」に今年K-POPアーティストとしては唯一レッドカーペット行事に参加してメディアの注目を集めるなど、「K-POP第4世代のリーダー」の一員として世界的にファンダムを拡大し存在感を強めている。
11月に開催された『Melon Music Awards(MMA)』では、次作のティーザー的な演出を盛り込んだパフォーマンスを披露。TOMORROW X TOGETHERは年末の授賞式や歌謡祭のパフォーマンスで次回作のネタバレを仕込むのが恒例となっているが、彼らはデビュー時から“TXTユニバース”とも言われるコンセプチュアルな世界を繰り広げ、それを楽曲やパフォーマンス、ビジュアルにも反映してきた。
デビューアルバムの『The Dream Chapter: STAR』では、彼らのアイデンティティであるグループ名に込められたメッセージ「それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作って行く」を体現するように、補色である黄色と青をイメージカラーとしてそれぞれ異なる個性や経験を持ったメンバーが集まり、ひとつのグループとして「STAR」になっていく姿をツノや羽根というメタファーを通して表現していた。そこから続く同シリーズの「MAGIC」と「ETERNITY」は、少年たちの友情と葛藤を描きながら少年期ならではの繊細な感情を魔法のメタファーを用いて表していた。
コロナ禍で活動が制限され始めた2020年の下半期にリリースされた『minisode1 : Blue Hour』では、当時の状況を反映したような現実とVR/ARといった仮想世界をテーマに、隔離された世界とコロナ禍での青春を描いた。翌2021年からは少年期の終わりの始まりを告げるような『The Chaos Chapter』シリーズと『minisode 2: Thursday's Child』で、初恋とその喪失による混沌と感情の変化を描いた。