Snow Man、“見どころを作れる”アイドルとしての強さ ティファニーイベントでも発揮されたサービス精神

 11月29日夜から30日朝にかけて、ネットニュースや各ワイドショーにSnow Manの名前が躍った。12月1日~25日までの期間限定で丸の内仲通りのティファニー丸の内店前にて開催される『Tiffany Holiday Street』点灯記念イベントにサプライズ登場した模様が報じられたのだ。

 今回のイベントにはメンバー全員が揃って登場。フォーマルなスーツで統一感がありながらも少しずつインナーやジャケット、パンツの形が異なり、それぞれのキャラクターにマッチした洗練された着こなしを披露しつつ、各自がティファニーのアクセサリーを身に着けて商品の魅力をアピールした。ドラマや映画にひっぱりだこの目黒蓮はじめ、この1年でさらに上昇した彼らの人気ぶりはもちろん、映像でも写真でもどの瞬間が切り取られても耐えうる圧倒的なビジュアルの“映え”だけでもニュースバリューはあるだろう。しかし、Snow Manの強さは短い時間の中でもしっかり見どころを作れるところにある。各媒体で報じられた様子からも現場のムードが伝わってきた。

 点灯式直前まで降っていた雨が止んだというスターに相応しいエピソードから始まり、会見では宮舘涼太と向井康二の通称“だてこじ”の活躍ぶりがフィーチャーされていた。「Tスマイル」という商品をアピールする際に、今や切り札の一つとなった独特の間を使って自らをも存分にアピールする宮舘。そこに向井がすかさず「シャッターチャンス自分で作らんといてもらえる?」とツッコミを入れひと笑いを生み出していた。しかし、2人のコンビネーションはその場のみにとどまらない。イベント終了後メンバー全員がはけていく中、向井と宮舘がなかなかはけず、2人でポーズを決めて再びシャッターチャンスを作るという伏線回収までしていたのだ。去り際まで楽しませようとするサービス精神はさすがである。

 その他にも、深澤辰哉がたっぷりティファニーへの愛を語れば「すごい愛が伝わるね」とアシストしたり、ラウールが5カラット超のダイヤモンドのリングが見えやすいように手を前に出せば佐久間大介が「手、キレイだな! ティファニーが似合う指してるわ」と自然とメンバーのいいところを伝える言葉が飛び出すのもSnow Manらしいところ。同じグループとして過ごしていると、面とむかっていいところを褒めるのは、少し気恥ずかしさもあるはず。しかし、Snow Manは普段からそれぞれのいいところを見つけては言葉にして伝え合っている。日頃から行っているからこそ、こうした公の場においても臆することなく自然と言葉が出てくるし、自然な感想として聞こえるのだろう。日々のコミュニケーションのあり方がグループの魅力を広く伝える上でも確実にメリットになっている。加えて、その場で求められる100点の回答を的確に返せる岩本照や阿部亮平の安定感も見逃せない点だ。

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