Travis Japan、デビュー曲がバイラルチャート好調 緩急自在なボーカルを発揮したパーティーチューンに

 Spotifyの「Daily Viral Songs (Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの11月23日付のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:結束バンド「青春コンプレックス」
2位:Bar Yahman, Blacky Taiki, 崖の上のオニョ「Yahman Hard Bass」
3位:結束バンド「カラカラ」
4位:tripleS「Generation」
5位:8LOOM「Come Again」
6位:SOCKS, DJ RYOW「Osanpo」
7位:Travis Japan「JUST DANCE!」
8位:結束バンド「Distortion!!」
9位:Official髭男dism「Subtitle」
10位:8LOOM「君の花になる」

 今回は7位となったTravis Japan「JUST DANCE!」にスポットを当てる。

 Travis Japanは,、2022年3月からメンバー全員でアメリカ・ロサンゼルスに無期限で留学しているジャニーズ事務所所属のグループだ。デビュー前からワールドワイドでの活動展開を視野に入れ、武者修行(留学発表時の言葉まま)に赴いた彼らは、2006年から放送されている現地のオーディション番組『America's Got Talent』に出演。少したどたどしいながらも審査員と英語で会話を進め、デビュー前からの持ち曲である「夢のHollywood」の英詞バージョン「My Dreamy Hollywood」をパフォーマンスして大喝采を浴び、準決勝への進出も果たしている。

 そして10月28日、ユニバーサル ミュージック グループ傘下であるアメリカの老舗レーベル<Capitol Records>と契約を発表すると同時に「JUST DANCE!」をデジタルリリースし、ジャニーズ事務所初の配信曲でのデビューを果たした。また、アメリカンドリームを彷彿させる演出に「7人の夢」を重ねずにはいられない同曲のMVは、11月末現在で1200万回再生に届く勢いである。そのコメント欄は、彼らのデビューに対する祝福のコメントで溢れているが、英語や他国からと思われるコメントが目立つのも、彼らが武者修行した成果が表れた一例だろう。

Travis Japan - 'JUST DANCE!' Music Video

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