ツキプロ所属 ROCK DOWN×VAZZY、『VAZZROCK THE ANIMATION』で切磋琢磨する姿 楽曲にも感じるグループの個性
2.5次元の芸能事務所、ツキノ芸能プロダクション(ツキプロ)にて2018年から活動しているユニット、VAZZYとROCK DOWNの2組を中心に描いたアニメ『VAZZROCK THE ANIMATION』(TOKYO MXほか)が今秋より放送されている。
ツキプロに所属しているキャラクターを題材にしたアニメは、キャラクターCDを起点にした『ツキウタ。』シリーズのほか、2017年に放送された『TSUKIPRO THE ANIMATION』と2021年放送の2期があり、今作はそれに続く作品となる。
今回のアニメで取り上げられているユニットは2組で、SOARA、Growth、SolidS、QUELLの4組が取り上げられた『TSUKIPRO THE ANIMATION』とは異なり、2組の切磋琢磨とそれぞれのキャラクターに焦点を当てたストーリーが描かれている。
VAZZYやROCK DOWN含め、ツキプロのキャラクターは現実と同じようにして年齢を重ねていくが、今回主人公となる2組に属するメンバーの年齢は、平成5年生まれから12年生まれまでが揃うVAZZYと、平成6年生まれから平成9年生まれまでが揃うROCK DOWNという構成になっている。特にROCK DOWNはツキプロ所属ユニット全体を見ても年長者が集まっており、芸能活動歴のあるメンバーが揃っているため、これまで描かれてきたユニットよりも成熟した雰囲気を感じることができる。一方年齢の幅広さが特徴でもあるVAZZYは、メンバーのほとんどが初の芸能活動となっている。ユニットの人数も同じで雰囲気も似た部分があるものの、そういった細かな部分が対照的に描かれているのは『VAZZROCK』の面白さでもあるだろう。