BTS JIN、リアルな眼差しがもたらすバランス感覚 ARMYへのプレゼントのようなソロ活動へ
振り返れば、JINという人はBTSにおいて常にバランスの取れた活動をしてきた。バラエティ番組のためにカメラの回っていないときにもテニスの自主練習を続けるなど、努力を惜しまない性格を持ちながら、「しっかり休むことが大事」と言及したり年下メンバーと同じ視線でふざけ合ったりと、“信頼できる最年長“と“微笑ましい愛されキャラ“を両立。
また、自身のビジュアルについて堂々と「WWH(ワールド・ワイド・ハンサム)」と自称してみたり、コンサートでは挨拶と同時に投げキスをしてみたりとナルシストキャラで笑いを誘ったかと思えば、ソロ曲「SUPER TUNA」がヒットすると恥ずかしそうなコメントを寄せてシャイな一面をのぞかせたり……。
完璧なパフォーマンスを目指して、ストイックに活動してきたBTS。その活躍の舞台が世界へと広がりを見せても、どこか親しみやすく、決して遠い存在にならなかったのは、JINの人間味あふれる愛嬌があったからではないだろうか。
釜山のコンサートでは「10分前まで声が出ないほど喉の調子が悪かった」という裏話も聞かせてくれた。毎日薬を飲み、耳鼻咽喉科に住んでいたとも例えられるほど治療に専念し、このコンサートだけは喉の調子がよくなるようにと祈ってきたのだと。
そんな苦労話が直前まであったとは微塵も感じさせなかったライブパフォーマンスに「これが話に聞いていた天職かな?」なんてチャーミングに笑ってみせる。予定されていた“最後のコンサート”に向けて最善を尽くしてきたという誠実さが伝わると同時に、いつだってARMYを笑顔にすることを忘れない。まさにJINらしさを象徴するようなエピソードだ。
「時間がこんなに早く過ぎたということは、それだけ私たちは幸せな時間を一緒に過ごせたという証拠」。そんな言葉をくれるのもJINの魅力。目の前の人たちを楽しませるだけでなく、その瞬間をどこか俯瞰しているかのような冷静さ。そして幸せを最大化させる気づきを与えてくれる成熟した一面もある。そのリアルな眼差しがあったからこそ、グループにおいてバランス感覚に優れた言動を見せることができたのだろう。
愛情深さと冷静さからくるJINの優しい視線。それをダイレクトに感じられる曲が、JINの初自作曲「この夜」だ。最愛のペットたちへの愛に溢れたこの曲から、JINがまだまだ可能性に満ちた才能の持ち主であることがわかる。JINの切なさを掻き立てる繊細な歌声で歌われる1フレーズ1フレーズは、涙がポタポタと落ちてにじむように心に染み入るようだ。
これから数年、BTSとARMYにとっては試練とも言える時が流れる。けれど、そんな寂しさや悲しさもまたいつかJINの生み出す優しい名曲につながるのではないかと期待せずにはいられない。そして、BTSとしてまたステージに立ったとき、また「どれだけこのキスをしたかったか」と、たっぷり間をとった特大の投げキスで私たちを喜ばせてくれることだろう。
※1:https://realsound.jp/2022/10/post-1155494.html
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