家族の葛藤と愛情を描いたミュージカル『SERI~ひとつのいのち』上演開始 初日挨拶に山口乃々華ら出演者が登壇
そんな『SERI~ひとつのいのち』の初日挨拶にて、初日を迎えた心境を聞かれた山口は「緊張はすごくありますが、早く観てほしいっていうわくわくした気持ちの方が強くて。今までは緊張でお腹が痛いみたいなこともあったんですけど、今回は時間をかけてじっくりお稽古してきたので、早く観てもらいたいっていう気持ちでいっぱいです」と笑顔で話す。奥村は「この作品がやっとみなさまに届くんだという気持ちです。みんなでお稽古でやってきたことを信じて届けたいと思います」、和田は「とても温かい作品に仕上がったと思いますので、ぜひ早くみなさんにも作品の雰囲気を感じ取っていただきたいですし、多くの方にこの世界観や千璃の生き様を知ってほしいです」と開幕への期待を口にした。
作品で描かれる“愛”というモチーフにかけて、愛されているなと思う瞬間についての質問が飛ぶと、山口が奥村から飴をもらったというエピソードを披露。「花粉で鼻と喉がやられたときに、佳恵さんがありったけの飴を『これ舐めな!』ってくれたんです。愛されてるなって思いました」と温かいエピソードを披露。
和田は「みんなが集合したときに僕だけいなかったことがあったんですけど、和田ならいいかってなったらしいんですよ」と話すと、山口が「それ愛されてるエピソードなんですか?」と一言。和田も「だからこれ『愛されてる?』と思って。でも愛されてるねって言いながら教えてくれたので…」と返すと、山口が「でもいつも、みんな和田さんのギャグで笑ってるんですよ」とフォローする場面も。
奥村は愛されている瞬間について「常に」と回答。「この座組のみんなが、みんなのことが大好きなんです。スタッフさん含めて愛のある方がこんなに集まることはないなって思います」と話した。
最後に来場する観客に向けて、「この作品が伝えるメッセージは、人との支え合いだったり、愛されているからこそ自分が存在できるっていうことだと思います。最初と最後の楽曲の歌詞はぜひ読んでもらいたいんですけど、みなさんが教訓みたいに持って帰ることができると思います。観に来てくれたら嬉しいです」と山口。少しずつ成長していく千璃の姿と、夫婦の持つ大きな愛に胸を打たれる『SERI~ひとつのいのち』。東京公演は16日まで上演していおり、22〜23日には大阪・松下IMPホールで上演される。