Snow Man、私立恵比寿中学、BUCK-TICK、sumika、NMB48……9月21日リリースの新譜5作をレビュー
sumika『For.』
今年10周年イヤーを迎えたsumikaのニューアルバムのテーマは、“次に進むために、ここで一度ピリオドを打つ”。何のために音楽をやるのか、どうしてこのバンドで活動しているのか。メンバーそれぞれがミュージシャンとしての根本に向き合いながら制作されたことで本作は、“らしさ”と“新しさ”が響き合う作品となった。〈安定くだらねえ〉というフレーズではじまるロックチューン「New World」、“愛してる”という思いを率直に歌い上げた「透明」、田村明浩(スピッツ/Ba)が参加し、生々しいバンドサウンドが実現した「Porter」、そして、アルバムのコンセプトを端的に体現した「Lost Found.」。集大成と“次”に向かう姿勢を同時に示した、ターニングポイントと呼ぶべきアルバムだと思う。(森)
NMB48『好きだ虫』
表題曲「好きだ虫」は、一目惚れとそこから幕を開ける恋愛模様を〈僕〉の視点から描いた王道のアイドルポップスだ。軽快なギターサウンドがサウンドの主軸となっており、まるで初期衝動のように弾けるメンバーたちの熱いエネルギーが全編から伝わってくる。今回のシングルでは、グループ初の試みとしてファン投票によって選抜メンバーが選ばれた。その結果、今回初めて表題曲のセンターに輝いたのは、4期生の川上千尋だ。MVでは、歴代のセンターに引き継がれてきた“ゴールデンマイク”を彼女が受け取るシーンが描かれており、胸が熱くなる。加入から10年、ファンからの熱い期待を受けてついにセンターを担う彼女のほか、泉綾乃、瓶野神音、隅野和奏、前田令子の4名が今回のファン投票によって初めて選抜入りを果たした。結成12周年を迎えるNMB48は、これからも世代交代を繰り返しながらグループとして進化し続けていく。今回の5曲を聴いて、その確信はより深くなった。(松本)
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