Snow Man 向井康二の存在がグループのパフォーマンスを自由にする メリハリとギャップを生み出す“万能調味料”
また、高身長メンバーの多いグループゆえ目立ちづらいが、スタイルがいいのもポイント。『Mania』の冒頭で着ているオーロラ衣装のジャケットは、オーバーサイズのデザインで、たっぷりとしたゆとりがあるからこそ、すらっとした身体つきが引き立つ。「Hip bounce!!」でメンバーと横並びになってラインダンスのようにステップを踏むシーンでは腰の位置の高さが見て取れる。
そして、そのスタイルを活かしたポーズが実に様になるのだ。「KISSIN' MY LIPS」のサビ直前、腰を低く落とした時、あるいは「Grandeur」のサビで、腰にひねりを入れ両手を斜めに広げた時。骨格の良さと体全体を大きく使った立体感のあるシルエットの美しさは、漫画のキャラクターか何かのようだ。
かっこいいだけではつまらない。コミカルなところがあるからこそ、クールなシーンが引き締まる。笑顔があるからこそ、まじめな表情の凛々しさが際立つ。向井がいることによってSnow Manのパフォーマンスは自由になるし、新しい可能性を得る。ひと匙でより魅力的なものに引き上げる、まさしく“みんなの万能調味料”だ。
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