櫻坂46 菅井友香、メンバーやファンに寄り添う理想のキャプテン像 欅坂46時代から積み上げたグループへの貢献

 ステージ上での菅井友香は、従来のアイドルのイメージとは一線を画す凛としたアイドル像を見せてくれた。坂道グループらしい清楚なイメージを持ちながらも、馬術の経験で得たフィジカルの強さと舞台経験で培われた演技力で欅坂46〜櫻坂46の激しい振り付けを見事に表現していた。

 なかでも衝撃的だったのは2018年『欅坂46 2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』において菅井がセンターを務めた「不協和音」のパフォーマンスだ。アイドルらしからぬ力強いダンスに必死に食らいつきながら、サビ直前の決め台詞「僕は嫌だ!」を、それまでの彼女のイメージを覆すような渾身の叫びで表現し、自らの殻を破ってみせた。彼女のこのパフォーマンスには、あの場にいた多くのファンが勇気づけられたに違いない。

 菅井の卒業発表は、ファンの間では驚きというより「ついにきたか」といった反応が多い。グループ加入から7年。卒業するタイミングはゼロではなかったように思う。それでも後輩の成長をそばで見守り、肌身で実感したことで、今は安心して席を譲ることができると感じているだろう。グループにとってベストのタイミングまで頑張り、最後までグループに貢献し続けた。そんな菅井を誰もが理想のキャプテンだったと感じているはずだ。

※1:https://sakurazaka46.com/s/s46/diary/detail/45198

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