櫻坂46 菅井友香、メンバーやファンに寄り添う理想のキャプテン像 欅坂46時代から積み上げたグループへの貢献
櫻坂46のキャプテン・菅井友香が先日、グループからの卒業を発表した。菅井は卒業する理由について自身の公式ブログ(※1)で「1人の人間として 今までの経験を大切にしながら もう一度自分らしく、心に正直に生きたいという思いが芽生えました」と明かしている。またこのタイミングでの発表については「信頼している戦友である1期生の存在と 可愛くて頼もしい2期生のみんなの成長を実感し、安心してグループの未来を託したいと思えたから」と同記事に綴った。菅井は9月より始まる櫻坂46の全国ツアー『2nd TOUR 2022“As you know?”』の東京ドーム公演を最後に卒業する予定だ。
菅井友香は、2015年の欅坂46一期生オーディションに合格しグループに加入すると、2017年にキャプテンに任命。2020年にグループが櫻坂46に改名した後でもほとんどの楽曲に参加し、これまでグループをまとめてきた。2018年にはソロ写真集『フィアンセ』(講談社)を発売。アイドルとして充実した活動を進める一方で、乗馬好きの一面が評価され日本馬術連盟「馬術スペシャルアンバサダー」を5年間務めるなど、特技を生かした活動も目立った。さらに舞台『飛龍伝2020』で神林美智子役として初の主演を担当し、舞台女優としても活躍。幅広い活動でグループに貢献するメンバーだった。
ファンの気持ちに寄り添えるキャプテン
菅井友香というキャプテンは、とにかく働くキャプテンだった。イベントの最後に観客に話すのももちろんキャプテンである彼女の担当で、マイクを通してその日一日をまとめ上げ、その場の空気を引き締める大切な役割を担っていた。一方で、バラエティでも中心の一人だった。育ちの良さから“お嬢様”として親しまれ、冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京)では独特のキャラクターが鉄板ネタになっていた。優等生のイメージも定着し、『池上彰のニュース そうだったのか!!』(テレビ朝日系)に出演すればいつも的確なコメントを残していた印象がある。
2018年に大学を卒業するまでの間は学業とアイドル業の両立に励み、その後もラジオ番組のレギュラーやテレビ番組への出演を欠かさなかった。その働きっぷりには見ているこちらが心配になるほどであったが、かねてより本人は体が強いタイプであると何度も言っていたため、むしろファンは安心して任せられる、どことなく頼もしさを感じるキャプテンだと感じていたように思う。グループに何か大きな出来事があれば、すぐにブログでファンへ呼びかけ、メンバーの卒業発表の際には毎回一人ひとりに温かい言葉を送っていた。常にファンの気持ちに寄り添えるキャプテンだったと感じる。