BE:FIRSTがオーディション課題曲「Be Free」と歩んできた道のり 新録バージョンから伝わる7人の歌声の進化
さらに「Be Free」は、『THE FIRST』参加者の歌声が世に正式にリリースされた最初の楽曲でもある。昨年6月28日に配信開始されると、iTunesの総合ランキングで1位を獲得。Twitterのトレンド入りも果たすなど、これから誕生するグループの幸先の良いスタートダッシュを予感させた。また、同日に公開された審査本番のパフォーマンス映像は、公開から僅か4カ月ほどで再生回数1000万回を突破。公開2週間で1000万回再生を記録したプレデビュー曲「Shining One」のMVと並ぶ再生回数を打ち出したのが、オーディション中のパフォーマンス映像だというのだから驚きだ。
今回先行配信された「Be Free」は、BE:FIRSTの7人によって新たにレコーディングされたもの。SHUNTO、RYUHEI、RYOKIの3人が加わったことによる歌割りの変化もあるが、何よりも7人がこの1年間磨き上げてきた歌声の進化が顕著にあらわれている。以前はレコーディングも慣れない様子で行っていた彼らが、この1年間で単独ライブや外部のライブイベントなどたくさんのステージを経たことで歌声の伸びやかさとキレを増し、楽曲に新たな命を吹き込んだと言えるだろう。特に、「YOLO」から「Move On」まで振り幅の広い楽曲を得意とするSHUNTOが加わったことで、爽快感を際立たせる新たなエッセンスが感じられる。ほかにも、SOTAのソロであったラップパートにRYOKIも参戦することでさらなる迫力が生まれ、RUIのパートを継承したRYUHEIの歌声からは、歳が近く合宿中も支え合っていた二人の友情が感じ取れるようだ。また、自分の歌声と向き合いながら審査を重ねるごとに課題を克服していったLEOも、柔らかながら芯のある持ち前の歌声でグループを大きく包み込んでいる。同じくMANATOとJUNONも日々成長を重ね、艶やかな歌声でBE:FIRSTの歌の核を担っている。
懐かしさを感じさせながら、新たな成長の発見もある7人版の「Be Free」。今後も、初心を忘れず自由に羽ばたくBE:FIRSTの道標となっていくだろう。