BE:FIRST、「逆再生ダンス」から見えるグループの魅力 クオリティと楽しさを両立するバランス感覚
BE:FIRSTが公式YouTubeチャンネルに最新動画『BE:FIRST / You're My "BESTY" #23 : Betrayal Game 逆再生ダンス (Dancing “Betrayal Game” in Reverse)』を更新。今回の動画は、2チームに分かれて「Betrayal Game」のサビの振り付けを逆再生ダンスで勝負する、という企画だ。
この企画では、逆再生ダンスを覚えるという特殊なシチュエーションの中、言葉を掛け合いながら楽しんで練習する彼らの前向きな姿勢を覗かせた。「TEAM RYUHEI」と「TEAM MANATO」の2チームに分かれたメンバーたちは、たったの10分間で逆再生の振りを覚えた。
逆再生ダンスの練習中はただ振り入れしている姿を見せるだけではなく、JUNONが「大きな栗の木の下で」を逆再生で歌う特技や、逆再生ならではの特異な動きを爆笑しながら繰り返すTEAM MANATOの姿で視聴者を楽しませるなど、サービス精神旺盛な一面を見せた。
10分間の練習を終え、2チーム順にダンスを披露。SOTAを中心に振り入れに集中していたTEAM RYUHEIは、さすがのクオリティだ。一方、出番前に「楽しんでやった方が勝ち」と宣言したTEAM MANATOは、終始ツボに入った様子で笑い転げ、宣言以上に楽しみながらダンスを披露した。
逆再生ダンスの勝負の結果はドロー。正直、ダンスのクオリティではTEAM RYUHEIの圧勝ではあったが、急遽「バイブス特別審査員賞」としてTEAM MANATOも優勝としたところにBE:FIRSTの良さが詰まっているように感じる。世界を目指すグローバルボーイズグループとして、クオリティの高いパフォーマンスを普段から披露することは大切なことであるが、今後も一緒に戦っていく仲間として、音楽を楽しむ姿勢も同じくらい大事であるという意識の表れではないだろうか。
もちろん、TEAM MANATOのメンバーも普段はハイクオリティなダンスを披露している。その前提がある上で、動画を楽しくするためのコメントや行動を取り、逆にTEAM RYUHEIは真面目に練習をしてファンが期待する以上のダンスを見せる。この役割分担が自然にできることもBE:FIRSTというグループのバランスの良さを示しているように思える。
グループが良好な関係で長続きするためには、練習を楽しませるようなムードメーカーが大切になってくる。メリハリのバランスが取れているからこそ、ファンも楽しく応援できるのではないだろうか。彼らがダンスに取り組む真剣な姿勢からサービス精神旺盛な姿、笑い転げる姿まで、彼らの魅力が詰まった動画であった。