乃木坂46、いよいよ開幕の『真夏の全国ツアー』注目ポイントは？　30thシングルへと繋がる動きも

　乃木坂46が、本日7月19日の大阪城ホールを皮切りに『真夏の全国ツアー2022』（以下、『全ツ』）をスタートさせる。

　今年の『全ツ』のポイントは大きく2つ。まずは先日、選抜発表のあった30thシングルリリースについてだ。選抜メンバーは、7月17日放送の『乃木坂工事中』（テレビ東京系）にて発表され、賀喜遥香が28thシングル『君に叱られた』以来2作ぶりにセンターに選ばれた。選抜発表の余韻が冷めやらぬ間に本日19日から『全ツ』が始まり、30thシングルはツアーファイナルである明治神宮野球場公演の3日目・8月31日に発売というスケジュールとなっている。その間にMV公開、もしくはライブでの初披露の可能性を考えると『全ツ』と30thシングルは密接な繋がりがあると言えるだろう。

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— 乃木坂46 (@nogizaka46) July 19, 2022

　昨年の『全ツ』では、「ごめんねFingers crossed」でセンターを務める遠藤さくらがエースとしてグループを担うことの責任と葛藤を打ち明けるMCがあったことを思い出す。リリースタイミングは少々異なるものの、今年はその遠藤の位置に賀喜が立つこととなる。2度目のセンターという境遇も、かつての遠藤と賀喜で似ている。選抜発表後、賀喜が涙ながらに話していた、「皆のことを引っ張るのは苦手なんですけど、支えられる人になれてたらいいな」という言葉も。そうやってまた一つ、夏を越えることでメンバーは自信と信頼を身につけていく。

　5期生にとっては今回が初めての『全ツ』だということも、重要な要素の一つに挙げられるだろう。お披露目からおよそ3カ月で、日産スタジアムという大舞台を経験した5期生。初のオリジナル曲「絶望の一秒前」の披露だけでなく、井上和や菅原咲月といったメンバーが5期生を代表しスピーチする場面もあった。とはいえ、まだまだ参加曲自体少ないのが現状。今回の『全ツ』では、先輩メンバーとのユニットや、5期生だけのパフォーマンス曲に期待が高まる。さらに、ツアーの合間に当たる8月7日には『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』に「乃木坂46 5期生」として出演することも発表されている。3期生、4期生が代々立ってきたステージであり、5期生にとっては初めての“対外試合”。『全ツ』はもちろんのこと、この夏は5期生にとって成長のタームとなりそうだ。