BE:FIRSTら出演『THE FIRST FINAL』映像作品が好調 “卒業式”後のBMSGアーティストの動向は?

 BMSGには現在、SKY-HIを筆頭に5組のアーティストと4名のトレーニーが所属している。『THE FIRST』出身メンバーの活動に目を向けると、BE:FIRSTは5月18日に2ndシングル『Bye-Good-Bye』をリリース。9月から始まる初の全国ホールツアー『BE:FIRST 1st One Man Tour “BE:1” 2022-2023』を控えるほか、8月には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022』や『SUMMER SONIC 2022』、『音楽と髭達2022 - My Home Town』などライブフェスへの出演も予定している。また、7月13日にはジョナス・ブルーとのコラボ曲「Don’t Wake Me Up feat. BE:FIRST」をリリースするなど、海外を視野に入れた動きも少しずつ表面化しているようだ。

BE:FIRST / Bye-Good-Bye -Live from THE FIRST FINAL-

 ソロシンガーのAile The Shotaは、タイの国民的歌手 STAMPとコラボした楽曲「愛のせいで」を6月22日に配信リリースし、7月6日には2nd EP『IMA』を発売した。日々ラジオ出演も積極的に行いながら、9月4日に開催されるライブ『The beginning starts here』への出演も発表されるなど、生の音楽を届ける場にも精力的に赴いている。

Aile The Shota / IMA (Prod. KNOTT) -Live at "BMSG Solo Artist Showcase"-

 また、ラッパーのedhiii boiはフリーダムなクリエイティブ能力と明確なアーティスト性を掲げ、自身の作品を次々と世に発表。6月12日の千葉ロッテマリーンズと横浜DeNAベイスターズの交流戦では、試合前セレモニーで応援ラップ「GRAB THE WIN」を堂々と披露した。7月1日にはトレーニーのRUI、TAIKIと3人で作ったEP『15th Dream』をリリースし、現在は3人でSKY-HIのツアー『SKY-HI HALL TOUR 2022 -超・八面六臂-』に帯同してオープニングアクトを務めている。

edhiii boi,RUI,TAIKI / Anytime, Anywhere -Music Video-

 さらに、各アーティストだけでなく事務所としての活躍も見どころ。千葉ロッテマリーンズによるイベント『BLACK SUMMER WEEKEND supported by クーリッシュ』では、7月16日から18日に行われる福岡ソフトバンクホークス戦で「BMSGスペシャルライブ」が開催されることが決定。16日にはSKY-HIとedhiii boi、17日にはAile The Shota、18日にはNovel Coreが登場し、試合前のスタジアムを音楽で盛り上げる。

 そして、今気になるのはトレーニーのRAN、REIKOの動向だ。9月17日、18日に富士急ハイランド コニファーフォレストで開催される『BMSG FES』において「次のグループ」に関する情報解禁があることを窺わせるヒントも散見されているが、未だ詳細は謎に包まれたまま。続報に期待が集まっている。

 このように、『THE FIRST』を卒業したメンバーたちは、今それぞれの音楽人生を一歩ずつ歩み始めている。必ずしもオーディションに合格することがすべての正解ではなく、一人ひとりに最適な場所を提供し、ともに成長していく。BMSGが切り拓く可能性とSKY-HIの先見の明は、日本の音楽シーンにも変化をもたらすかもしれない。

※1:https://www.oricon.co.jp/news/2241370/

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