カニエ・ウェスト、無許可のサンプリングで著作権侵害の裁判に 原告は「22回にわたって使用された」と主張
ラッパーのYe(イェ)ことカニエ・ウェストが、自身のアルバム『Donda 2』に収録されている「Flowers」にマーシャル・ジェファーソンの楽曲を無許可でサンプリングしたとして訴えられた。
マーシャルは自身の楽曲「Move Your Body」(1986年)がカニエの「Flowers」の中で少なくとも22回にわたって使用されたと主張。マーシャルと、マーシャルの契約する音楽出版社のウルトラ・インターナショナル・ミュージック・パブリッシング(UIMP)は、現地時間6月29日にニューヨークの連邦地裁で訴訟を起こした。カニエはこの楽曲を無許可で、著作権料を支払うこともなく使用しているという。さらにカニエはこの楽曲を使用していることを理解しており、裁判書類には「著作権を故意に侵害した」と記載された。
マーシャルとUIMPはカニエに対して、「Flowers」をストリーミングサービスから削除することと、損害賠償として最低15万ドルの裁判費用を支払うことを求めている。
カニエはこれまでにも無許可で他アーティストの楽曲をサンプリングし、訴えられてきた。『Donda』に収録された楽曲「Come To Life」で、テキサスの司教 デヴィッド・ポール・モーテンの説教をサンプリングしたことをデヴィットから訴えられたほか、King Crimsonの有名楽曲「21st Century Schizoid Man」ではストリーミングのロイヤリティが十分に支払われていないことでも訴えられた。
キム・カーダシアンと離婚調停中のカニエは、キムの新恋人のピート・デヴィッドソンへの嫌がらせや、自身のSNSで人種差別的表現を行なったとしてInstagramが凍結されるなど、音楽面だけでなくプライベートでも世間を騒がせている。
参照:
https://www.billboard.com/pro/kanye-west-sued-donda-2-sample-marshall-jefferson/
https://www-dailymail-co-uk.translate.goog/tvshowbiz/article-10780315/Kanye-West-named-lawsuit-Texas-pastor-alleged-use-sermon-track-Come-Life.html?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=op,sc