今市隆二、心に残るソウルミュージックへの挑戦 感謝の想いを込めた全国ツアーについても明かす

今市隆二、心に残るソウルへの挑戦

 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの今市隆二が、6月3日にデジタルシングル『RILY'S NIGHT -百合演夜-』を配信リリースした。5月に先行配信された新曲「辛」に加え、黒人女性シンガー3人をコーラスに迎えたディスコナンバーの「華金」、2021年のアルバム『CHAOS CITY』から続く80年代リバイバル路線の「星屑のメモリーズ」という3曲を収録した、強力な内容だ。「辛」リリース時のインタビュー(※1)に続き、ボーカルの魅力とブラックミュージックへの愛情を惜しみなく表現した「華金」「星屑のメモリーズ」について今市に聞いた。楽曲の制作過程のことはもちろん、先日6月4日から始まった全国ツアー『RYUJI IMAICHI CONCEPT LIVE 2022 "RILY'S NIGHT"』に賭ける熱い想いも伝わってきた。(宗像明将)

「ファンの方に喜んでほしい気持ちは年々強くなっている」

――「星屑のメモリーズ」は、冒頭からボーカルの高い音域が使われていますね。単に高い音というだけではなく、甘く繊細なボーカルで、これは今市さんならではの武器だと感じました。

今市隆二(以下、今市):それは嬉しいですね。80年代の雰囲気を感じてもらえるかなと思って、あえて高いキーで入っています。イントロでリズム隊が入ってくる感じにも、やっぱり80'sテイストを感じてもらえると思いますし、すごく心地良い雰囲気のトラックをT-SKさんが大事に作ってくれました。カラオケで歌いたくなることや、メロディの美しさを重視しましたね。この曲に関しては、ファンの方に向けて歌詞を書いていて、6月からの『CONCEPT LIVE』でホールのステージに立ったときに見える景色をイメージしながら制作しました。そういう流れがあったので、タイトルもファンの方から募集したら面白いんじゃないかというアイデアを出したんです(※2)。

――曲名を公募してみて、寄せられたファンの皆さんのアイデアはいかがでしたか?

今市:すごいですよ。いろいろな考え方があるなと思いました。そういうのは本当にありがたいというか、自分やスタッフだけでは考えられないアイデアがたくさんあったので、楽しみながら見させてもらいました。

RYUJI IMAICHI - 星屑のメモリーズ (Visualizer)

――今市さんが曲名を公募するというのも今までにない取り組みですが、どうしてこのタイミングで思い切ったことをやれたのでしょうか?

今市:三代目JSBでデビューしてから今年で12年になるんですけど、年々ファンの方への感謝の気持ちや、ありがたみ、心強さが募っているので、一緒に決められたほうが喜んでもらえるんじゃないかと思いました。ツアーでいうと、ホール規模で全国を回るのは、もともと夢ではあったんですけど、コロナ禍で遠方のライブに行きたくても行けない方がいる中で、「うちの街に来てくれ」という声を聞いたりしていたので、自分が会いに行くことを今回は選ばせてもらいました。ファンの方に喜んでほしいという気持ちは、年々強くなっている気がします。

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