LE SSERAFIM、バイラルチャート首位に 世界各国が待ち望んだデビューに応える実力

参照:https://spotifycharts.com/viral/jp/weekly/latest

 Spotifyの「バイラルトップ50(日本)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top 50チャート」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたプレイリスト。同チャートを1週間分集計した数値の今週分(5月26日公開:5月19日~5月25日集計分)のTOP10は以下の通り。

1位:LE SSERAFIM「FEARLESS」
2位:LIL LEAGUE「Rollah Coaster」
3位:JO1「With Us」
4位:OCTPATH「Perfect」
5位:BE:FIRST「Bye-Good-Bye」
6位:ピーナッツくん「グミ超うめぇ」
7位:AJR「World's Smallest Violin」
8位:有華「Partner」
9位:KIDMATIC「Giant Steps」
10位:Stephen Sanchez「Until I Found You」

 ダンスボーカルグループがしのぎを削る、ここ最近のバイラルチャート。JO1、BE:FIRSTというバイラルチャート常連組に加え、昨週1位を獲得したLIL LEAGUEやOCTPATHなどニューカマーも10位以内にチャートインする中、今週のチャートを制したのは、韓国の6人組女性ダンスボーカルグループ LE SSERAFIM(ル セラフィム)である。彼女たちは、BTSらが所属する事務所・HYBEが手がける初のガールズグループ。BTSの生みの親、パン・シヒョクが総括プロデューサーを務めることから、一部メディアでは“BTSの妹分”と称され、デビュー前から注目を集めていた。

 5月2日にミニアルバム『FEARLESS』でデビューを果たしたLE SSERAFIMは、本国韓国を中心に、数々の音楽番組に出演。6人が寝そべったところから始まる大胆な演出と長い髪が乱れるところまでパフォーマンスに入れ込んだダンス、メンバー全員の歌の上手さで話題をさらったが、校内暴力に関する報道に伴いメンバーのガラムが活動を休止し、グループはしばらく5人で活動していくと発表された。

LE SSERAFIM FEARLESS OFFICIAL M/V

 デビュー直後の突然の逆風の中でも、LE SSERAFIMのグループとしてのポテンシャルが支持された結果が、今週のバイラルチャートなのではないかと思う。前述したミニアルバム『FEARLESS』のタイトル曲であり、リード曲になっている「FEARLESS」は、5月23日のデイリーバイラルチャート1位に初登場して以降、デイリー1位をキープ。パーフェクトな形でウィークリーチャートでも1位を飾った。また、同曲のミュージックビデオは、リリース週にYouTubeチャートTOP100で初登場4位にランクイン。以降、着実に視聴回数を伸ばし、5月30日現在で間もなく視聴回数7,000万に届く勢いである。さらに、同曲の2つのDance Practice動画も、合計で視聴回数500万を超えている。

LE SSERAFIM (르세라핌) ‘FEARLESS’ Dance Practice (Moving ver.)
LE SSERAFIM (르세라핌) 'FEARLESS' Dance Practice (Fix ver.)

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